■東京医科歯科大学(国立・文京区湯島)
■本郷へ向かってぶらぶら散歩も
JRお茶の水駅前すぐ。
門外漢には、どこまでが順天堂で、どこから医科歯科大なのか、区別がつかない。
名前からしてかなりの由緒のある名門校に思えるが、戦後に旧制専門学校から大学に昇格した「新設校」だ。
とはいえもちろん、現在では屈指の受験難関校だけれども。
目を引くのは聖橋の上からよく見える、総合教育研究棟の頭についているレリーフ。
中央はヴァチカン宮殿に描かれているラファエロ作「アテネの学堂」。
左は医学の父・ヒポクラテス(と、ありがたい医学の秘伝が書かれた巻物)の像
右は1846年マサチューセッツ総合病院で行われた歯科医師モートンによる世界最初の全身麻酔公開実験を描いた、ロバート・ヒンクリーの作品。
という、医学界の3大スペクタクルをテーマにした作品の、「レプリカ」だそうだ。
次に目を引くのは、2009年落成のM&Dタワー。
日本設計。26階建て。国立大の施設の中で最も高層な建物だそうだ。ごっつい。
手前の駐車場の屋上が広場になっていて、憩いの場となっている。
遠く、駅の向こうも良く見える。
ニコライ堂と、何か関係があるのだろうか?
あとはというと…うん、4万5千平米のキャンパスに、ぎっしり建物が詰まっているかな、という感じだ。
とにかく高層校舎を間近から見上げることになるので、首が痛くなるほどに。
あと、川向うに駿河台エリアの校舎群もあるが、まあ関心があれば、ぐらいな感じ。
そっちに行くなら、むしろ、そばの三楽病院の方が見ものだ。
さて、これだけでは物足りないので、東大方面に散歩してみる。
まず駅前の聖橋と湯島聖堂。
聖橋は山田守のモダンな逸品。
湯島聖堂は江戸時代からの由緒ある建物に見えるが、実は伊藤忠太設計で1935年落成。
本郷通りに出て、まずは小川軒が入っているユーメリアビル。
ついでテクニカハウス(だっけ?)
そんで東京ガーデンパレス。
さらに先には、壁面タイルが異様に気になる雑居ビル。
と、気になる建物が尽きることなし。
東大の手前でちょっと曲がって、本郷3-38-10のさかえビル。
元富士警察署のはす向かいだ。
そのとなりの本郷中央教会。