■専修大学・神田キャンパス(私立・千代田区神田神保町)
■おまけに神保町散策も
とても立派な140年記念館が完成した。
近辺には(大学とは関係無いが)いけてる建物も多々あるので、ぶらぶら歩きにぴったりだ。
神田10号館こと140年記念館。設計は日建。
地下鉄九段下か神保町から徒歩10分ぐらい。
こちら歴史は古く、明治期に遡る専修大学。明治や日大、中大と同じく、法律専門学校からスタートした。
神田キャンパスはキャンパスと言うより、街の一角といったレベルの極狭地帯(1万1000平米、学生数4300人)だ。
が、創立当時、まだ「専修学校」と呼ばれた頃の門「黒門」がレプリカ再現されている。
門の先に140年館が見えるようになっているのは、計算尽くなのか。
他には高層1号館と3号館が見ものだろうか。
あとは6号館。
専修大学会館。
しかしこれだけでは、あれなので、他にもいろいろ歩いてみる。
というか、前に撮った写真を、ついでにこちらで。
まずは神保町の方によろめいて、旧第一相互銀行別館(旧相互無尽会社)。
1930年落成。スクラッチタイルにテラコッタ(陶器の立体タイルみたいなやつ)という、典型的な震災後建築だ。
前は事務所として使われていたが、今では完全に無人ビルの模様。取り壊されるのであろうか。(
微妙に看板建築的な、中華成光。
今度は北によろよろと。カトリック神田教会へ。
1928年落成。かなり派手めなロマネスクっぽい建物。設計は上智大1号館などを手がけたミッション系御用達の建築家、マックス・ヒンデルだ。
そばにあるのは、猿楽町町会詰所。1930年頃の建物で、震災小学校にありそうな感じのモダンな作り。元は警察の駐在所だったという。
そこから男坂でも女坂でも良いが、階段を上って駿河台上に向かう。
どこに行く?
アテネ・フランセだ。
早大教授でル・コルビュジェの弟子、大学セミナーハウスなどの設計で知られる吉阪隆正の手による、ど派手なビルヂングだ。
通りが狭くて、写真がうまく引きでとれない。実際に行って見て欲しい建物だ。
典型的なバブル期建築だと思っていたのだが、1965年の建物だと知ったときは、本当に驚いた。