■名古屋大学・東山キャンパス(名古屋市千草区)

 

キャンパスを象徴する建物というと、槇文彦による豊田講堂だろう。

 

漢字の「門」をイメージしたデザインだそうだ。

 

 

もし気に入ったら、立正大・熊谷キャンパスや、千葉大・亥鼻講堂もぜひ訪問されたい。

 

やはり槇文彦の作で、さらに満足できるだろう。

 

さて、名古屋大はJR名古屋駅から地下鉄で30分ぐらい。

 

名古屋大学駅から地上に出ると、キャンパスを二分する公道に出る。

 

片方には図書館。

 

 

豊田講堂はもう片方に見える。

 

 

 

打ちっぱなしコンクリートで、いかにも槇文彦っぽいデザイン。

 

横には旧図書館だった、現博物館も。

 

 

横に長い校舎。

 

 

さて、あとはまあ、ぶらぶらと流す感じだろうか。

 

 

名古屋大学は1939年発足、最後に作られた帝国大学で、医学部と理工学部でスタートした。

 

いわゆる総合大学化、は戦後の話。事実上、新制大学と言ってもいいだろう。

 

特に、建物設備の面では。

 

工業都市・名古屋という土地柄からか、目立つのは理系の校舎だ。

 

企業からの寄付金が流れ込んでいるのか、ピカピカで今風な建物が目立つ。

 

 

 

ノーベル賞の野依教授を記念した2つの建物も立派だ。

 

 

 

特に下の写真の、野依記念物質科学研究館。もう、なんというか。

 

赤崎記念研究館、というものもある。

 

こういうデザインが好きなのだろうか、名古屋の人は。

 

 

基本的には新しい建物と、耐震改修で表面が新しくなった大型校舎が立ち並ぶ。

 

 

そして、保健管理室と学生食堂だけがレトロなまま、というのはよくあることだが。

 

 

 

学生数1万4000人弱に対し、面積は69万平米。

 

起伏と自然に富んだ、高レベルなお散歩ゾーンだ。