■京都大学・吉田キャンパス北部構内(国立・京都市左京区)
農学部や理学部の入る北部構内。
一番の見どころは、農学部旧演習林事務室であろうか。
21万平米の広さではあるが、大部分が農学部の畑やグラウンドだ。
ではスタート。
理学部各棟。
ポーチが印象的な数学科。
階段が印象的な農学部総合館。
ポストモダンな農学・生命科学研究棟。
そんでもって見ものは、農学部旧演習林事務室。
1931年、大倉三郎・関原猛夫設計で、べランダがぐるりと展開した、バンガロー風の別荘みたいな建物だ。
ごつくてインダストリアルな農学部。
農学部のくせ?にコンクリの打ちっぱなしなのだが、近づいてみると、木材風の肌目を強く持たせていることがわかる。
1924年に完成の正門は、尖頭アーチに日本瓦の組み合わせが面白い。
南門警備詰め所もアールデコな香りがしていい感じ。
そしてここにて、ようやく終了。
ついでながらではあるが、京大校舎は魔改造が多い。
たとえば、明らかに出入り口のはずなのに窓しかついていない。
ウッカリ扉を開けて外に出たら墜落する。
なんてのは、序の口だ。
正面と横面で、様式が別だったり。
のっぺらぼうもいる。