■日本大学・駿河台キャンパス(東京都千代田区神田駿河台)

今回は日大歯学部と理工学部を、合わせて訪問したい。

 

キャンパスと言うより、お茶の水の町の中にぽつんぽつんと校舎ビルが点在する、といった作りだ。

 

見所は理工学部のお茶の水校舎。

 

厳密には「日大が建てた校舎」ではないが、それはまあ、いいということで。

 

 

元々は、1925年竣工でウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計の「旧主婦の友社ビル」だった。

 

老朽化のため、現代建築家・磯崎新を起用して1987年に再開発した。

 

古い建物はいったん取り壊したうえで、手前の2棟はそっくりそのまま作り直し、奥に高層棟を新設した、という具合だそうだ。

 

そしてその後、日大が主婦の友社から買収・取得し、校舎に転用した、という次第だ。

 

 

 

その後も取り壊しや再開発の話が出たり消えたり、という具合らしいが、とりあえず日大が使い続けている。

 

その印象は、磯崎新の高層棟のおかげなのかどうなのか、えらくカラフルだなあ、という感じ。

 

正直、ヴォーリズというとお得意のスパニッシュ住宅のせいか、白かクリームと赤茶色、そんなイメージしか無かった。

 

 

 

しかし、なかなかカラフルだ。

 

ほかには、ぴかぴかの現代的な新校舎が町中に散らばっている。

 

 

 

古い校舎も味がある。なかなか端正なモダニズム建築。味わいがあると思うのだが。

 

 

 

 

医学部の病院もある。これも立派な高層建築。

 

 

これらピカピカ3人衆+レトロ校舎が、お隣・明治大の新校舎+レトロ一味と激しい勝負?を繰り広げて??いる。

 

明治大の方にある飛び地的なエリアにも、年季の入った校舎が点在する。

 

 

歯学部の方はどうか。

 

1号館や3号館は、ある意味、味があるといえるだろう。

 

 

 

街中に校舎が点在しているので、キャンパス面積は算出不能。

 

ある意味、町ごとキャンパスと言っても良いだろう。

 

良いのかな?

 

おまけに、ニコライ堂。

 

 

神田はほかにも有名な建物はいっぱいあるし、書店街も近いし、秋葉原にも出られる。

 

美味しい食べ物屋も多い。

 

ぶらぶら出かけるには、もってこいだ。