■神戸学院大学・ポートアイランドキャンパス(私立・神戸市中央区)
知人に言わせると、「米国西海岸によくある感じ」のキャンパスだそうだ。
中庭を囲み、軸を意識した幾何学的な校舎の配置。いかにも大学的な「様式」建築。
日建設計の手によるもので、2007年竣工だ。
まあ写真に撮ると、映える映える。
海際にあるのだが、対岸(モザイクという名のショッピングモールエリア)側から見ると、なおいっそうである。
なお、写真では一つながりに見えるが、左側の焦げ茶色が神戸学院大、右側の明るい色合いが兵庫医療大だ。
さて、場所は神戸の誇る人工島「ポートアイランド」中にある。三宮からポートライナーに乗って、みなとじま駅で降りて徒歩7分ぐらい。
連絡橋を歩いて向かうと、「ああ、なにも無い更地に、建築家先生がどや顔で図面を引いたに違いない」と確信させられる。
入り口からゲート、その向こうの広場、最後にキャンパス端を示すポールまで中心線が貫き、その向こうは海。
その向こうはすごいタワマン。
建物は、いろいろニュアンスに工夫はされてはいるが、基本は焦げ茶色の直方体。レンガ風タイル張りで、きちんとフランス積み風になっている。
アーチもゴージャス。
高層棟や、カーブが印象的でコロッセウムのようにも見える校舎もある。
やたらとでかいタイル張りの建物ばかりで、まあ全体的に、金持ちそうな感じだ。
大きな中庭。
中心軸と直行する遊歩道ゾーン。回廊も立派だ。
海際は遊歩道になっている。釣り人もいっぱい。対岸、メリケンパークの眺めも良い。
学生数は6000人ぐらいかな。そこに対して14万平米と、なかなかの規模。神戸観光のついでに足を運ぶ価値あり。食堂やカフェもおしゃれで、ゆっくりくつろげる。