■駒澤大学・深沢キャンパス(私立・世田谷区深沢)

 

 

近代数寄屋建築の創始者、吉田五十八の手による「洋館」(旧名・三越シルバーハウス、1972年竣工)を中心としたキャンパスだ。

 

 

より正確に言うと、三越が接待用に作った迎賓館・厚生施設一式を買い取って、道路沿いに細長い校舎を増築し、キャンパスとして使用している。

 

といったところか。

 

校舎は、校舎と言うより、超大型の塀と門として機能している。そんな気さえする。

 

 

 

さて、場所は駒沢大学駅から徒歩20分ぐらい。駒澤大本校から徒歩7、8分ぐらいだ。面積は1万平米ちょっと。

 

 

見所は小ホールなどとして使われている洋館。同じ作者の手による飯倉公館と五島美術館に、当然ながら似ている。

 

まあこういうのを、静謐、とかいうのであろう。

 

 

 

 

 

 

洋館の中庭は、たまにある一般公開日を狙うのが良いでしょう。

 

日本館とか茶室もある。

 

 

ゆっくりとくつろぐような場所ではないので、駒沢キャンパスを見に行くついでに足を伸ばして、ぐらいの感じだろうか。