■東京工科大学・蒲田キャンパス(私立・東京都大田区)
「ル○・ヴィトン大学か、これ?」と思ってしまった。
モノグラム的に。
これは何とも、とも思ったが、しばらく見ているうちに、これはこれでありかも、という気もしてきた。
意外にイイかも。
まさに新時代の様式建築だ。
そんな東京工科大学は、JR蒲田駅前すぐ。
駅前商店街は「工学院通り」となっているが、これは元々この大学、工学院専門学校が母体で、1986年に大学も作られたためだ。
そこから見えるのはまず、赤が目立つ12号館。
12号館手前で左折すると、いよいよメーンの3号館である。地上20階建て。大きい。
うーん、モノグラムをLとかVとかにしちゃいたい。
あるいは、資○堂新本社です、とか言ってもしっくりきそう。
横手に回ると、やっぱりすごい。
カタヤナギ、は学園の創始者の名前。片柳鴻。
片柳アリーナをさらに回り込む。
メタルの質感と曲線が印象的。近未来。
裏手には大庭園。近所の住民がくつろぎまくり。
そしてメーン校舎を裏から見上げると、やはり、とても大きい。
完全に地元の都市公園と化しているキャンパスを線路側に向かうと、カフェテリア棟。
ルネ~ッサンスなアーチ?が並ぶ1階。上を見ると大学ゴチック風味。
せっかくだから、もっと思い切って白タイルを貼るとか、ガラスブロックを積むとかすれば2周回って最先端、だったかもしれないのに。
学生数はよくわかんないけど、3000人ぐらい?か。
面積は2万7000平米とそれほどでもないキャンパスなので、それなりにすぐ見終わる。
この新世紀の様式建築とでも褒め称えたいキャンパスは、美術芸術に造詣の深い学園の創始者・片柳鴻、自らが差配したものだそうだ。
実際、創始者作の美術作品がいくつか屋外にも飾られている。これもまたでかい。