■大正大学(豊島区巣鴨)
1926年発足。仏教界の総合大学?だ。
というのも特定宗派の学校ではなく、仏教連合大学構想に浄土宗、天台宗、真言宗豊山派が賛同し、宗教大学、天台宗大学、豊山大学が合併して発足したからだ。
1944年には真言宗智山派の智山専門学校、2018年に時宗が参画し、四宗五派の連合大学となった。
ちなみに、ミッション系ならぬシャクソン系大学としては、ここのほかに、曹洞宗の駒沢大、日蓮宗の立正大、西本願寺の龍谷大、東本願寺の大谷大が大手、と言ったところだろう。
というわけで、昔は僧侶育成大学だったのだが、今では普通の総合大学となっている。
キャンパスはすごく広いわけではないが、中庭が広めにとってあるため、ぎゅうぎゅう詰めという印象はない。
一番新しい8号館は、確かになんだかお寺っぽい感じ。
やはり新築のすがも鴨台観音堂(さざえ堂)は、巣鴨を訪れる高齢者の訪れも盛んだ。
地域で話題になっている?のは、鴨台食堂(おうだいじきどう)。
つまり一般開放の学生食堂なのだが、完成当初はプリンスホテルが経営(現在は変更)で、豪華メニューがほどほど価格で楽しめることが売りだ。
それにしてもプリンス?と最初は思ったが、知人の大学OB(僧侶)によると、戦前は全国から裕福なお寺の二代目が通学する学校で、下宿ではなく「ホテル」に住んで登校するのも珍しくはない、そんな学校だったそうだ。
交通メモ
大正大学
住所: 豊島区巣鴨
地下鉄三田線西巣鴨駅下車、徒歩2分。池袋まで歩いて20分くらい。王子に出てもそんなもの。都営さくらトラム(路面電車)に乗って、ぶらぶら都内散歩も良し。あと、そばの商店街のファイト餃子(ホワイト餃子系列店)もおすすめ。