先日、朝日新聞さんからご招待いただきまして、佐藤亮子さんの講演会に行ってきました
東大理Ⅲに4人のお子さん全員を合格させたママさんです。
随分前に後著書に目を通したときに、あまりの強烈さにあんぐりしてしまったのですが、実際にお話をお聞きすると、とても興味深いお話ばかり
2時間ずっとφ(..)メモメモでしたよ。
一番感銘を受けたのが、比べないを徹底されていたこと。
兄弟間でも比べない、他のお子さんとも比べない。
私は日々、これを肝に銘じているので、改めてそれでいいんだ、と思いました。
「上には上がいる」と思ってますので、仲の良いママ友さんのお子さんが絵画や作文で賞を取ったと聞いても焦ることはないし、「すごいね」と娘と一緒に喜んでいます
個性は色々なんだから、何でもできる必要はないものね
私が娘のためにできることは、娘が好きなこと、得意なことを見極め、応援してあげること、手助けをしてあげることなのだ、と改めて思いました。
娘は勉強が好きなので、「もう明日にしな」と言っても「嫌だ、漢字やりたいの」と。
勉強もスポーツと一緒で、得意だとやる気が出るのですね
公文では壁に当たってむしゃくしゃしているときもありますが、必ず最後までやりきります。
最後までやりきる力は大したものだね、といつも褒めています。
親子だからといって以心伝心ではないので、私が感じたポジティブなことは、言葉にして娘に伝えるようにしています。
褒めてばかりじゃ、、、と東京都で小学校の教員をしている友人が言っていました。
そのときは反論はあえてしませんでしたが、そういうことを言っている人に限って学級を崩壊させます。
「褒めてるんだけど、、、」という人は、実際には褒めてません。
大人にとって都合の良い褒め方をしているだけ、上部だけ、ということも多々あるな、と。
褒めることは、子供をちゃんと見てないとできません。
しかも、継続的に。
継続的に見ていないと、子供の伸びに気付くことはできないから。
私のクラスでは、消ゴムを忘れ子が翌日持ってきただけでも褒めていました。
そして、3日後にまた褒める、1週間後、1ヶ月後にも褒める。
「おっ、◯◯さんはもう消ゴムを忘れることは無くなったねエライ」
褒めることで忘れ物を激減させることができました。
学級経営は好きでした、が、子育ては主観的になりすぎて難しいですね
自分のことで恐縮ですが、おしりぐま先生がいる学校は大丈夫、と教育委員会の指導主事からも信頼を置かれていたのですが、我が子の子育てに関してはさっぱりわからない
塾の面談で先生から「天才のお子さんを育てている母として、これからは胸を張って生きられますよ、選抜クラスへの招待は確実です」と、、、
「先生、それは違うんですよ、あの子が生まれてから私はどれだけ頭を下げて生きてきたか
それまでは努力すれば何でもできる、と思っていましたが、子育てに関しては努力してもうまくいかないことばかりです」とお伝えすると、先生、涙ぐんでました。
子供と向き合うことはとても根気のいることですが(特に娘は変わってますから、、、)、佐藤ママのお話を聞いて、親も覚悟を決める、楽しむとおっしゃっていて、励まされた気持ちになりました。
佐藤ママとお写真を一緒に取ってもらい、個別にお話もできて、有意義な時間でした。
我が子が手を離れるまでは、たっぷり手をかけて育てたい、子供はいつまでも小さくいてくれるわけではない、と思うと我が子との1分1秒がとても尊いものに思えました。
我が子が好きな夕飯メニューを作ってあげたり、一緒に遊んだり(最近のブームはテーブルピンポン)、本を読んであげたり、日常の何でもない日々が宝物ですね
昨日は絵本を1冊読んだあと、娘が私に別の絵本を1冊読んでくれました。
いつの間にこんなに上手に音読ができるようになったんだろう、と思うと
変人だけど、優しくて、みんなを愛し愛される娘が大好きです