先日から宇徳敬子さんの曲における人称代名詞であれこれ言いました。
宇徳さんの詞における人称代名詞は
私 わたし 自分(わたし) 僕 あなた
君 あいつ
こんな感じでした。ただし、僕とあいつは1つだけで、基本的には、私とあなた、です。
と、なると私からすると当然小松未歩さんだとどうなんだ?という疑問が出てきます。
ただ、小松さんの場合、細かく調べなくてもぱっと浮かんでくるのだけでも、以下のようなバリエーションがあることに気づきました。
私 僕 僕等 あなた あいつ
彼(やつ) 君
まあこれだと宇徳さんと近い気がしますが、宇徳さんと比べて小松さんの場合、使用頻度の偏りがそんなに大きくないという特徴があります。
1枚のアルバムでみても主人公が「私」な曲、主人公が「僕」な曲が入り乱れています。
なんで小松さんの曲の主人公には「僕」がそんなにいるのか?結構な不思議です。
「僕」が少なくない理由としては、小松さんは自身のデビュー前からFIELD OF VIEWへの楽曲提供をしていたり、何だったらデビューした年に関しては、WANDSやDEENにも提供していて、自身のシングルよりも男性ボーカルグループへの提供曲の方が多かった、というのがあると思います。
ただ、小松さんの場合は提供曲だけでなく、自身で歌う曲にも「僕」「君」が結構出てきます。
自分で作詞作曲しているという点では同じなのに、宇徳さんとは随分と違います。
宇徳さんはMi-Ke時代はカバー曲とはいえ、僕、おまえ、おれ、君、と歌っていたのにソロになってからは、ほぼ「あなた」と「私」な人になっています。
「君」と「僕」を書く小松さんと、ほとんど書かない宇徳さん。
だからどうした、という話ですが、個人的にはちょっぴり面白い違いがあるものだ、気づけたことが収穫でした。
と、いうことで本日はこのあたりで失礼させていただきます。