PARIS バイイングレポート -DRIES編- | 福岡セレクトショップ moggie co-op

福岡セレクトショップ moggie co-op

福岡市薬院にあるセレクトショップです。
姉妹店 FLONT・g-GIE MAISON・marquie.・FLONT VIORO店

ボンソワール♡

いもこです。

 

先に、バイイングレポートブログをアップしております!!

収まり切らず、こちらはDRIES VAN NOTEN拡大版でございます!

 

 

2024.6.22

DRIES VAN NOTEN

Last Show

 

なかなか再開できていなかった海外出張。

しかも、今年は7月に開催されるパリオリンピックの影響で、

ホテルも高騰し、すでに交通規制も始まっている状態。

今回も見送り、、となる予定でした。

しかし、

3月に発表されたドリスヴァンノッテン氏の退任を受け、

最後のショーを見届けなければと、MOGGIE CO-OPはパリ行きを決定しました。

 

 

今回は、いつもよりも招待客も多いということで、

郊外の倉庫で行われました。

夜のショーなので、信頼のスティーブンが送迎をしてくれます。

 

ここから、リアルな私の目線でのレポを行いたいと思います!!

主観めちゃくちゃ入っております!!

業界の若輩者がドリスの最後のコレクションを語らせていただくのもおこがましいですが、

アパレル20年目、MOGGIE CO-OP 13年目の自分らしく!自分の目線で!

 

 

 

中に入るとまず、

過去のコレクションのアーカイブ映像が映し出されていました。

 

 

 

 

しばらく映像を眺めては、

(あ、あれ持ってる。あ、あの時の!。。あのシーズンはこうだったなぁ。。)

と心で呟きながらこの場にいることを噛みしておりました。

チラッと、隣にいたふさこさんの横顔を覗いて、何も語らないのにグッと気持ちが入ってきて、

なんだか泣きそうになりました。

このショーを、ふさこさんと一緒に見られることが本当に嬉しいです。

でも、1人でついてきたつもりはありません。

隣には、たくさんのお客様とスタッフがいる。。そんな気持ちでこの場にいました。

 

 

ショー終了後のファッション記事で読みましたが、

ポップスターがおらず、ファッション業界関係者や本当にDRIESを愛する人たちが集まったショー会場だったと。

 

後から知ると、錚々たる顔ぶれのデザイナーがいらしていたようなのですが、、

本当にすごい人数と、熱気で、ほとんど見つけられず。。

というか、、、顔よりも服に目がいってしまう・・・!

 

みなさんそれぞれの、 DRIESの着こなし。

24SSの新作と、30年前のパンツを合わせるなど、

新作を着られている方もいましたが、アーカイブのお洋服を着こなしている方も多くいらっしゃいました。

与えられたものを着ている方はおらず、みなさんが各々自分らしいDRIESのファッションを楽しんでいるように感じました。

 

私たちも、楽しみました!

あら!

 

 

だって、

DRIESを知って、もっともっと服の楽しさを知ったから。

入社するまで、DRIESはあくまで憧れで遠い存在でしたが、

実際に手に取って着てみることで、高揚感を思い出すんです。

田舎育ちで、家族も親戚もファッション系の人はほぼおらず、

子供の時になぜかファッションに惹かれた自分、、

そんな子供時代の服に対峙した時の高揚感を思い出します。

私にとって、MOGGIE CO-OPとDRIES VAN NOTENに出会えてことは、

すごくラッキー!でも自分と合うから自然と引き寄せてもらったのかな〜

 

 

 

 

そんな感傷に浸っているところで、

人だかりを発見。

 

 

Love DRIES!

 

こんな近くにいるなんて、胸がふわふわしました。

ふさこさんとドリスさんの2ショット写真を撮れたこと、誇りに思います!!

 

 

 

そして、何やらざわざわ。

隣のカーテンが開きます・・・!!

ショー会場の入り口です。

 

 

中に入ると、銀色のランウェイ。

最初はわからなかったけど、

帰りによく見ると銀箔が敷き詰められておりました。

 

 

 

 

ふさこさん、、、

ふさこさん、、、!

ふさこさん!!!!!

 

 

フロントロウに座るふさこさん。

この姿をカメラで撮りながらも、興奮と感動で気持ちがふわふわして、、

 

身内の人間が言うことでは無いのは百も承知です。

でも主観なので言います。

服を愛し、DRIES VAN NOTENをこよなく愛し、

そしてDRIES VAN NOTENを着こなし、

DIRES VAN NOTENを伝えてきた人がふさこさんだと思うのです。

そのふさこさんが、この席に座っていることが、すごく嬉しい。

ドリスがちゃんとわかってくれている。

 

本当に、ビジネスマナーとして、身内が言うべきことじゃ無いのはわかっております!

どうぞお叱りは私にだけ。

 

 

暗くなりました。。。

始まります。

スタンディング席からのリアルな私の目線です。

決して、見やすい写真じゃないのはわかっておりますが、

この目線からの写真は一枚も同じものはないから、あえて載せさせていただきます。

 

 

 

ファーストルック。

最初のショーでファーストルックを飾ったモデルの登場。

 

 

次々とモデルが登場。

あっという間。

でも、全部感じたい!そう思いました!

 

 

この素晴らしい刺繍のコート、

オーダーしております。お店に並びます。

 

 

 

ラスト、全員でのランスルー!!

空気が、歓声が、とてもあたたかかった!!!

 

モデルさんたちも、みんな口元が緩んで、

とても良い表情で歩いているのが印象的でした。

自然と私も一緒に笑っている〜〜とニヤついた顔に自分で気づく。

 

 

 

 

 

そして最後に、

ドリスがランウェイを歩きました。

歩き始めてすぐに、横顔だからよくわからなかったけど、

感極まっているような感じがしました。

ちょっと、涙を堪えているようにも見えました。

見えただけなのかもしれませんが、その横顔は印象的でした。

 

 

この写真は、WWDからの引用です。

彼を目で追うのに必死でまともな写真がありませんでした。

 

DRIES VAN NOTEN

Last show in Paris

 

この場にいれたこと

この目で最後のショーを見られた事

一生忘れません

 

MOGGIE CO-OPとして

三浦さんとふさこさんが導いてくれたこの経験を

ただの思い出にせず

これから先のファッションのために

大切に未来へ繋いでいきます

 

フロントロウに座るふさこさん

最高にかっこよくて泣きそうでした!!!

そしてスタッフである私にこの場を与えてくれる

MOGGIE CO-OPは最高にかっこいいんです!!

 

明日は若手とのスタッフミーティングです。

パリにいる間もスタッフの顔浮かんでました

みんなに早くシェアしたくてうずうずしていました。

 

最後になりましたが、

敬愛なるDRIES VAN NOTENチームへ感謝を。

直前まで、非常に尽くしてくださいました。

 

裏話になってしまうんですが、全部話します。

(喋りすぎて、後で怒られたらどうしよう)

 

MOGGIE CO-OPとして与えられた2枚のチケットは、

もちろん最初は三浦さんとふさこさんの元に招待状が届きました。

 

日本人バイヤー枠はそもそもトータル10枚ほどだったと後から聞きましたので、

2枚与えられた事がすごいことなのです。

それでも、3名でエントリーしてくださったJAPAN社の皆様ありがとうございます!

 

お二人が、スタッフである私にショーを見せたいと言ってくださり、

その2枚のうちの1枚を譲ってくださることとなりました。

こんなことをできるお二人のことを感謝と共に本当に誇りに思います。

 

厳重なエントランスチェックがあるため招待状を持っていたからと入れるわけでなく

三浦さんと私だと席も変わってくるので、ショーの数日前に席の調整など再登録してもらい新たにインビテーションを発行。

ドリスチームの大変なご尽力のお陰でスタンディング席を確保していただきました!!

本当にありがとうございました。

 

 

4月に、本国のホールセールのトップであるクリスティーナと

JAPAN社のクレイトンさんが福岡へいらした際に、

退任についてのとても丁寧な説明をしてくださいました。

 

ドリスは、デザイナーが変わることは

「革命ではなく進化」

という言葉をしきりに強調していました。

 

今回のコレクションではアーカイブも取り入れられていましたが、過去へのノスタルジーというよりは

「未来への希望」

の為にアーカイブも取り入れた最後のコレクションだということも強調していました。

退任が発表されてからの彼の発言や作品には

まさにこの「未来への希望」が託されているように感じます。

 

そしてMOGGIE CO-OPも、

三浦さんとふさこさんが築きあげてきたものに

ずっと支えてくださるお客様や支えてくれたスタッフたち

そして新しいお客様やスタッフとの出会いが加わります。

 

私たちは、もっともっと強くなる!

さらに進化していきます。

 

あぁ、こんなに全部話してしまって大丈夫でしたでしょうか。

ちょっと不安になってきました。

 

本当にこの長い長いブログを、

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

 

Thank you!

Love!

むらかみゆみこ