キャンプへ行きたいんだけど、行きたいくせに「なんか気分が乗らない」時って無いでしょうか?

先週の休日は春特有の風が強い日で、テント泊の強風は雨よりも厄介です。

しかも雷注意報と所により強く降るらしい…

 

少し前にタープ泊をしようとDDタープを張った直後に強風の直撃を食らって呆気なく大事なDDタープが破れてしまうというアクシデントがありました。その日は飲酒前だったのでふてくされて撤収。想像したこともないひどい破れ方をしたのでショックでした。

 

強風&雨の日のキャンプは、そんなわけでいろいろと対策を考えないといけません。

 

強風&雨の日対策

1:タープは張らない

飛ばされますから。自然のパワーをなめてかかると必ず報復を受けますので。

2:焚火はあきらめる

キャンプって「焚火をしに行く」ものなので「焚火をやらずして何とする!?」と思いますし、炎の無いキャンプって…と思うその気持ちを我慢して焚火をあきらめましょう。

焚火台が飛んでいく、薪があっという間に燃え尽きる、火の粉が舞って危険、というのが理由です。

3:ペグは30cmが安心

DDタープが飛ばされたときは20cmのペグを打ち込みましたが、見事に「すぽぽぽぽ~ん」と抜けてしまいました。

4:全てペグダウンし、ガイロープを増設する

まあ、みんなそうしてるよね…

5:風向きの影響を受けづらい向きでテントを張り、入り口を風下に向ける

風上に入り口を向けるとテントが風船みたいに膨らんで破れたり飛ばされたり。

6:火を使わなくても食べられるものを用意する

 

河原には湿った空気が立ち込め、時折吹く風で、跳ね上げたUS軍幕が波打ちます。

重たい焚き火用のタークのフライパンは今回はお休み。

使用20年の玉子焼きフライパンをバーナーにのせ、わーい肉だ肉だァと焼き始めて間もなく降り始め、30秒も経たないうちに土砂降りに。

パチンコ玉くらいある雨が猛烈に降り始めました。

 

あわわわわ

 

大急ぎで生焼けの肉を(写真の肉全部を)口の中に放り込み、ほっぺをパンパンにしながらテントを閉じるも間に合わず、寝袋、毛布、コットがずぶ濡れに。

 

…ちょっと帰りたい(飲酒後なのでそれはムリ。狭いジムニーに避難して寝違え覚悟で車中泊くらいか)

 

雨雲レーダーで確認すると、1時間後にもう一発強いのが来るので、テントは締め切り、ガイロープを張りなおして内部に籠りました。

食べようとしていたステーキの残り半分はジップロックに戻し、100g99円のカツオのたたきの切れ端を肴に飲みます。

湿度が高くて快適ではない幕内は寒く、ランタンの明かりをつけたら14℃まで上がりました。

ナッツをポリポリ。

 

狭いUS軍幕はスペースの半分にコットを置き寝床に、もう半分はグランドシートの荷物置き場。

低い天井でビールを飲もうとすると天井が当たり、変な姿勢で腰が痛くなります。

結果コットに寝そべってビールを飲むので、ストローがあったら便利だったりして。

 

雨雲レーダーの予告通り1時間後に再び激しい雨が軍幕を叩きつけ始めました。

防水性能はほぼ無いことが判明し、狭いテントで触れている背中が濡れて嫌な感じです。

ひとしきり暴風雨に蹂躙された後、ようやく静かな夜が来て、外に出ると流れる雲の間に星が見えるようになりました。

湿って不快指数100の寝袋の中から見たテント内。

 

ああ腰が痛い…

快晴。

コーヒーをいれます。

いつもは無糖ブラックですが、甘いコーヒーが美味しかったです。

乾燥させるために半分跳ね上げて

 

寝袋とウールのブランケットはあっという間に乾いて撤収しました。

そのうちテントを撥水加工しようかな…