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同行する友人T氏は風邪気味。
体がだるく、野宿直前まで体調と相談し、行くか行かないかはそのときの判断。
天候は悪いが気温はそれほど低くなく、雨は温かい雨。

テントは簡易な2人用。道具は最小限で、釣りがメインの設定。
ロッドは2本。トップウォーター専用のソリッドグラスの竿と、シマノのスピニング用のパックロッド。
ルアーも過去に実績のある少数精鋭部隊のみ。
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トップウォーター用タックル一式。ルアーを含め、たったこれだけ。
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この鮎ルアーは河口湖で一日50匹を釣り上げたルアー。
水面を蛇行して泳ぎ、逃げ惑う子鮎をイメージして作られたもの。
そう、じつは私がバルサを削って作った手作りのルアーです。
危うく小魚を襲うトンビを釣りそうになったことも。視力6.0のトンビを騙せたんだから魚も騙せるでしょう。
今では“おまじない”の意味も兼ねて必ず携帯するルアーのひとつだったりします。
野宿をして釣竿を振り、運よくバスが釣れたらフライにして食らうくらいの意気込みで、体調の芳しくないT氏共々、夜の高速を走りました。

夜のSAで休憩し、間もなく愛車の異変に気づきました。

ギヤが入りづらい…

それも1速、2速、そしてバックに入れようとするとガリガリと変な音がします。
なんだか嫌な感じだなァ…と思いつつ、フィールドに到着し、テント設営。時間は夜中の12時。
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T氏が本調子ではないので飲酒はそこそこ、風邪気味なので控えめです。
2人用テントは狭いですが、この友人は寝相が地蔵のように非常に良いので助かります。

翌朝
雨の中ブラックバスの強烈なヒットを期待してキャストするも、水面は沈黙。
友人が雨の中1匹ゲット。25cmくらいのサイズですが「俺はもう満足」と言い残してジムニーで休んでいました。
ボロくてもゴアテックスのレインパーカーは上半身の濡れは防ぎますが、何と言ってもジーンズはずぶ濡れです。
まるで滝に打たれる修行のような釣りに見切りをつけ、帰ることにしました。

…ギヤが入らない…

やはり1速、2速。エンジンを止めると何とか入ります。
細いダートを行った先の野池で釣りをしていたため、まずは帰りが大変でした。
坂道発進ではいちいちエンジンを切り、ギヤを1速に叩き込んで再度エンジン始動。

次の休みにいつもカスタムしているショップに駆け込みました。
このマシントラブルの顛末は…
クラッチディスクが限界まで摩滅していたのと、トーションバネがちぎれていたことが判明。

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破片みたいなのがバネのかけらです。
メカニックの方も、こんなふうにバネがちぎれる壊れ方は珍しいと言っていました。

それじゃギヤが入りにくいわけだよ…

クラッチオーバーホール
・ベアリング交換
・ギヤオイル交換(CUSCO 75W85)
・ベルハウジング清掃
・ケーブルアッシー交換
・クラッチカバー、ディスク交換

修理の完了した愛車は快調。おかげさまでギヤがスムーズに入るようになりました。
8万キロでクラッチがオシャカになるなんて、ギヤチェンジがヘタなのかなァ…

魚は釣れませんでしたが、めでたしめでたし。