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この日は前日からの風邪で体がだるく、37度を超える熱、鼻水、関節の痛みに加え、10時間労働でハードな一日でした。
私の野宿は探検家のような登山的なものではなく、車で行って帰るきわめて気楽なもの。

ゆえに決行。

仕事を8時に終え、ネクタイを締めたままジムニーに乗り込み、最短距離で野宿場に向かいました。
今回は昔からの仲間で、友人K氏が連絡を取り合い、5人での野宿となります。
10時半に目的地に到着。友人達はそれぞれテントを張りはじめていました。

野宿地は前日の雨でぬかるんでおり、今回は床のあるオレンジ色の派手な登山用テントで参加しました。

顔なじみなのでお互い再会を喜ぶ、というわけでもなく、淡々とテントを設営します。

火を起こし、早速料理担当の私が夜食(私にとっては遅い晩飯)の支度に取り掛かりました。

ニョッキのトマトスープ


本場のイタリアではトマトソースで食べますが、人数に比べてトマト缶の分量が少ないのと体を温めるスープが良いという判断で、急遽スープ形式にアレンジしました。

ダッチオーブンに切った鳥もも肉を入れて炒め、ズッキーニ、ナス、エリンギなどの野菜を加え、トマトソース、白ワイン、スープの素、塩コショウで煮込んで、最後に別にゆでたニョッキを加えて出来上がり。
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お互い“不文律”があるのか、宴会が始まっても

不況の話で盛り上がらない


酒が入って不況や会社の愚痴をこぼすのはくたびれたオッサンの悪い癖。オバサンが関節の痛みなどの体の不調や身内の不幸自慢で盛り上がるのと一緒です。

会話といえば…
私「ブログに掲載されていたお好み焼きは冷凍の“ごっつ旨いお好み焼き”かね?」
友人K氏「いや、あれは自分で作ったぜ」
私「うまそうだがマヨネーズかけすぎだ」
こんな具合。

しょうもない話に抱腹絶倒。

焚き火はパチパチと燃えている…

寒空の下、あっという間にビールを1.5リットル飲み干し、日本酒好きの友人T氏が持参した喜正という酒の純米吟醸を口に含みました。
軽やかな芳香が鼻腔を抜け、幸せな気分。

寝袋にくるまったのは3時過ぎ。

翌朝はMTB乗り達の笑い声で起こされ、朝食の支度です。
天気は曇り。今にも降り出しそうな気配です。

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二日酔い気味の体に優しいうどん


夏だと冷やしうどんになります。

友人G氏がテントから這い出て来たので、お湯を沸かしてハーブティーを入れました。
うどんが完成し、残りのK氏、D氏、T氏を起こすと、皆で朝ごはんです。

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散歩の老夫婦いわく、この場所はどうやらイノシシが多いらしく、私がテントを張っていた場所はイノシシが泥浴びをする場所であることが判明。

テントに突進して来るのではなく切り身の状態でお越しいただければボタン鍋にして差し上げるのに…と食いしん坊は余計な妄想をふくらませます。

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昼はマルゲリータ。あらかじめ発酵させておいた生地を伸ばすんですが、麺棒もまな板も無いので手で伸ばします。ゆえに不恰好…
みんなはうまいうまいと食べてくれました。

発酵2時間、食べるのあっという間。


料理担当としてはこれ以上の賛辞はありません。

撤収。なんとか雨は降らずに、無事終了いたしました。
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忘れていた風邪を思い出し、帰宅。

車が汚いので洗車。おびただしいビールの空き缶を運ぶと、車が一気に酵母臭くなるのでオゾン脱臭、車内清掃…

そして妻と子を乗せてショッピングモールへ出かけ、家族サービス。息子は元気一杯です。

夜の9時頃帰宅し、だるくてダウンしました。