私は

誰に対しても、

身近なはずの

家族に対しても

いつも

平気なふりをしていた

 

辛い時も

悲しい時も

寂しい時も

想いに耽った時間も

 

何にも無かったかのように

 

それは

 

深い心の内を

誰にも見せられなかった

そういう意味での

平気なふり

 

友人達には

かなり

自分を偽っている言葉でしか

語る事が出来ず・・・

それって

本当に

友人なのかと

思うこともあったり・・・

 

けれども

 

平気なふりをすることで

自分自身の平穏が保たれる

なぜか

そんな

自分の中の均衡を保つ術を

自分の生きる中での平穏として

確立していった・・・

 

苦しい中でも

辛い時であっても

平気なふり

 

良い子ちゃんでいる

自分

 

偽りの自分

 

けれども

それが

私にとって

穏やかでいられる幻想

 

平気なふり

いつまで続けるんだろう

 

そう想いながらも

たぶん

一生、生涯

それは、私のプライドなのかもしれない

 

見せかけでも

凛として生きたい

 

そんなバカみたいな

心の想い

 

穏やかでいたいがために

そんな

見せかけ

 

偽りの自分・・・