こんにちは院長のモゲル丸です。

 

 

岐阜市でも毎年インフルエンザの患者さんがたくさん発生していますが

 

5月のGW中にもモゲル丸はたくさんのインフルエンザの患者さんを診たので

季節外れでがインフルエンザについてお話したいと思います。

 

インフルエンザそのものについては皆さんもよくご存じだと思うので今日はちょっと別のお話をしましょう!!

 

 

みなさんはインフルエンザに合併症があることはご存知でしたか?

 

その中で特に子さん(乳児、小児)にかかる恐れのあるインフルエンザの合併症、

 

インフルエンザ脳症を悦明していきたいと思います。

 

今日はお子さんについてですからちょっと真面目に説明しましょう!

 

 

5歳以下のお子さんに多いとされるインフルエンザの合併症です。

 

おこさんがその日に限ってぼんやりしていたり、

呼びかけても反応が薄いなどの意識のうすい状態、

ひきつけ、意味不明な行動や言動をしたりする神経症状が

発熱から翌日にかけて急激に現れます。

 

 

このような場合はすぐに救急病院や医療機関に受診をしましょう。

 

頭のCT等で異常がみられる場合があります。

 

 

このインフルエンザの合併症であるインフルエンザ脳症は回復しても

麻痺や知的障害などの後遺症が残る場合もあるため

親から子供さんへの関心が求められます。

 

 

このインフルエンザの合併症の原因は

インフルエンザウイルスへの体の免疫反応が

過剰に起き脳が腫れたり血管や内臓が障害を

受けるためにおこると考えられています。

 

 

またアスピリンなどの解熱鎮痛剤である

非ステロイド系抗炎症薬(ロキソニンやボルタレンなど)と言われる薬の使用が

悪化要因だとも言われています。

 

 

なので多くの病院では解熱のために非ステロイド系抗炎症薬ではなく

アセトアミノフェン(カロナールとかコカール)と言われる薬剤を使っています。

 

 

治療は状態に合わせて対処療法を行います。

 

発症直後の場合は抗インフルエンザ薬(タミフルなど)を

使うと効果があると言われていますが

異常行動などを引き起こすこともあるので医師や親の観察が必要です。

 

 

熱やのどの痛みに対しては先ほど書いたように

非ステロイド系抗炎症薬ではなくアセトアミノフェンを使います。

 

 

インフルエンザは予防が大切です。

手洗いうがい、マスクをしてしっかりと予防しましょう。

 

 

そしてお子さんを守るのはやはり親御さんの関心が一番です。

 

しっかり見守ってあげてくださいね。