浴室水栓からの水漏れをDIYで修理
シャワー・バス切り替えハンドルの隙間から水漏れ発生
先に結論-BF-HG146の漏水修理
市販のパッキン交換で何とかなりました。その手順を解説します。
はじめに
わが家は新築からかれこれ13年。この間一度もトラブルらしいトラブルはなかったのですが、やはり10年以上経つとこういうこともあるのでしょう。黄色の線で囲った部分から時々水が漏れてくるようになったのです。

と言っても、継続的にポタポタ落ちてくる訳ではなく、時々「チョロチョロ」っと出ているようでした。
朝起きると、きれいに拭いたはずのカウンターに水溜りがあったりして。
最初は気に留めていなかったのですが、つい先日その「チョロチョロ」を現認したのです。
漏水量を量るため下に洗面器を置いておいたところ、一晩で洗面器に半分ほども水が溜まっているではありませんか。
ネットで関連する記事を色々調べてみたら、こういう場合は中に入っている「切替弁」を交換するのが常套手段のようです。
が、その切替弁、購入すると4,000円ほどです。
「どうせパッキンが劣化しているだけではないの?
何とか安くあげられないかな。」
そんなケチなことを考えて自分で修理してみることにしました。
準備したもの
まずは作業に先立ち、工具類を準備します。(写真右上の灰色の物体はウェスです。)

まずは止水
分解する前に止水しなくてはなりません。
水栓を下から見上げたところです。汚いですね。
掃除してこなかったことがバレバレです。
本体の説明書に記載のある「流量調節付逆止弁」の中央のマイナスネジ部分を時計回りに回転させてみます。

下から覗き込むのが体勢的に辛いので、鏡を置いて作業することにしました。

そして、栓を開けて水が止まったかどうかを点検します。
あれ?
流量が弱くなるだけで止まってくれません。
これはその名の示す通りただの「流量調整機能」しかないのでしょうか。
調べるのも時間がもったいなかったので、外へ出て家全体の元栓を閉めてきました。
そして早速分解
ハンドルのキャップを外す
小さい切り欠きがあるので、そこに精密ドライバーなど先の細いものを入れてキャップを引き出します。
すると簡単に外せます。

白い留め具を外す
キャップを外すと見えてくる白い留め具を外します。
指でつまむのは無理なので、ラジオペンチでつまんで引っ張り出します。
固着して力が要るかも知れません。
そういう場合、力いっぱい引っ張った挙げ句、勢い余って手をぶつけないように注意しましょう。

ハンドルを抜く
留め具を外してしまえば、ハンドルはすんなり抜くことができます。

一度も分解したことがなかったため、水垢などで汚いですね。
ミネラル成分が固まっているので、ウェスで拭いたくらいでは全然きれいになりません。
固定金具を緩める
切替弁は大きな真鍮のナットで固定されています。
本当ならオープンエンドレンチかモンキーレンチを使用するのでしょうが、わが家にそんな大きな工具はありません。
仕方なくウォーターポンププライヤーで金具を緩めます。
緩める場合は反時計回りです。
(プライヤーを下に押すようにトルクを掛ける)

切替弁を抜く
これが一番抜きづらいという記事をいくつか見ました。
確かに手で引っ張ったくらいでは滑ってしまうし到底無理です。
作業スペースもなく、ウォーターポンププライヤーで引っ張ろうにも力が入れにくいし。
それに、仮にそれができたとしても引っこ抜けた途端に手をどこかに強打する恐れが極めて高いです。
そこで、下の写真のように、切替弁を保持したプライヤーをハンマーでコツコツと軽く叩きます。
強く叩いてはいけません。
あくまでも様子を見ながら、軽くノックするくらいで十分です。
これで非常に簡単に抜けてくれました。

切替弁の状況
抜けた切替弁を観察。
ぱっと見では異常があるかどうかなどはわかりません。

パッキンが3本入っているので、これを外してみます。
すると、2本は比較的きれいなのに対し、上の写真の一番左(=奥に入る方)に付いていたパッキンが表面がボロボロのようです。
下の写真では3つある内の中央のパッキンです。

拡大するとよくわかります。

これが犯人かな?
ひょっとして、これを交換したら直るんじゃないの?
パッキン交換
そこで、近所のホームセンターで同じ(くらいの)大きさのパッキンを入手してくることに。
元々取り付けられていたパッキンはノギスで測ったら22.5mmだったのだけれど、何しろ柔らかい素材をノギスで測るというのはだいぶ無理があります。
しかも13年間も使用してきたから伸びているのかもしれません。なので21.5mmを選択。
ただ売り場には1袋(2本入り)しか残っていませんでした。
本当は3本とも交換したかったのですが、とにかくこの1袋を購入。税込み¥180。
とりあえず2本だけでも交換することに。

パッキン交換後の切替弁。
指さしているのは、古いパッキンです。右の2本を新品に交換しました。

なお、パッキンの内径をこの切替弁の溝で測ろうとして気づいたのですが、切替弁には挿入方向に向かって1mm程度のテーパーが付いています。本体への挿入をしやすくすることと、挿入時に本体の内側に圧着させるための工夫でしょうか。
さて、これで水漏れが止まってくれれば良いのですが…
組付け前の準備
切替弁を元通り挿入する前に、内部を観察してみます。
と言っても覗き込みにくいので、鏡と懐中電灯を使って見てみます。

写真では見づらいですが、中はザラザラしているようで、このザラザラにゴムパッキンが接触するのはためらわれます。
そこで、パッキンが接触するところをウェスで拭っておきます。
ただ、長期間水に浸っていたところなので、ちょっと拭ったくらいで結晶化したミネラルが除去できるわけもなく。
途中で諦めました。

さて、お次はパッキン部分にシリコングリスを薄く塗っておきます。
挿入時にパッキンがよじれたりしないようにするのと、円滑に奥まで入りやすくするためです。

組付け
水栓本体には溝が、切替弁には凸部がそれぞれあるので、これらを合わせて押し込みます。
奥までしっかり押し込むにはちょっと力が必要です。
奥まで入ると、テーパーが付いているので内部に圧着される感覚があります。

元通りに固定金具を締め付けていきます。

ハンドルとキャップを元通り組み付けます。

その後、閉めていた元栓を元通りに開けて、水が出てこないか確認します。
この時点では特に異常なし。
結果は…
最初に書いた通り、今回の水漏れは継続的に出てくるのではなく、時々思い出したかのように「チョロチョロ」と出ていたようなので、中々現認することができません。
なので、作業後洗面器を置いておいたのですが、半日経っても1滴も水が溜まっておらず、修理成功と判断しました。
つまり、パッキン交換で正解、というわけでした。
修理費用
パッキンは税込み180円でしたが、全額を楽天ポイントで購入できたので、実質負担額は0円!
慌てて4,000円の交換部品を買わずに済んでよかった、という話です。
この記事が皆様の参考になれば、と思います!