スカッパーの出っ張りに水が当たることで圧力が変わり、水は圧力の高い所から低い方へ流れやすいので スカッパーの壁に当たった水が圧力の低いスカッパー内部のへと流れる
以降ずっと繰り返し
なので船をバックさせるとスカッパーの入と出が入れ替わるはずで、
スカッパーの出っ張りが無ければあんまり水の出入りが発生しないはずです
体感するなら
走行中の車の窓を開けてもそんなには室内に風は入ってこないけど、窓から直角に手を出して前側に向けると車内に風がめちゃくちゃ入ってきて、
直角より後ろに手を出せば室内の空気が出て行く現象と同じかと思います
※窓から手を出すと危ないよ
停船時は波風の揺れで船にローリングが発生しなければ、生簀の水位が変わらないので生簀の水はほとんど入れ替わらないけど、
船が傾いて喫水の関係で水位が変化する事で生簀の水が入れ替わる(らしい)
⇩以降ずっと繰り返し
理論は曖昧な記憶でよくわからないけどこんな感じだったと思います
ヤマハかどこかのHPに書いてあった様な気がします
ヤマハのHPの Q-和船の船外機を馬力アップしたのに兎跳びしてスピードが上がらない A-荷物前に積んで重心変えるか、もしくは水面から飛ばない様にスピード出すな とか船の構造や理論を書いてる場所があるのですが、なんて探せば出てきたのか忘れてしまいました
ネオマリンさんのHPですが
http://www.neonet-marine.com/item/A00622600100.html
このヤマハスカッパー50Φは
60Φよりちょっとだけ広い穴を開けてスルリと入る様にして、
そこに船外側から順に①スカッパー本体②スポンジゴム系の黒いパッキンを嵌めて、
スカッパー出入りの向きを決めたら、外からスカッパーのM5皿ネジの穴を開けるのですが、この穴を4.8とか4.5mmのドリルで穿孔してM5の皿ネジを押しながら回す事でFRP自体がナットと同じ状態になり1人で取り付けが可能になります
外からパッキンが潰れるまで締め込みますが、パッキン部分にコーキング等を塗ってしまうとパッキンが押し出されてしまうので塗らない方がいいと思います
外からネジ4本差し込んだら生簀内部からスプリングワッシャーやナイロンナットなどの緩み防止のナットをはめて締め込むか、ナットをかけて締め込んだら緩み止めと防水を兼ねてコーキング打てば取り付け完了です
スカッパー本体を穴あけしたFRPに差し込んだ時にキツキツだとスカッパーの樹脂自体が変形して楕円になってしまいスカッパーの蓋のネジがはまらなくなるのでちょいゆるいくらいの穴が必要でした
ヤマハのHPですが、和船 兎跳び で検索したら出てくるページの左側の項目欄にイケススカッパー1と2がありましたのではるいちばんさんここを見て下さい