溝
次男が夜9時ごろ2階から降りてきて開口一番「弦切れた、買うて。」カチンッ「ワシは知らん。母さんに言え」「かあさん、弦買うて」ヨメ無言。「おこずかい5000円渡してるんやろ?」とヨメに聞いたら頷いてる。「おこずかいで買え」とワシ。憮然として次男「じゃ、アルバイトするわ」ワシ「何じゃそのものの言い方は。日ごろ不愉快な言動が目立つお前に親としてアルバイト何ぞさせられん、学校や家と違ってアルバイトの場は社会の一端だ、お前、その態度は絶対トラブルを起こすぞ」次男「俺が態度悪いのは機嫌が悪いから。学校じゃ自分を抑えてるから大丈夫。家にいる時も自分を抑えてなアカンの。」ヨメ「コンビニにバイト来てた男のこで、態度が悪いってお客さんを怒らせて、私が間に入ってお客さんに謝ったんやけど、その子、『じゃ、ぼくにどうしろっていうんですか』って逆切れして、お客さん呆れかえらせたことがあった。今のアンタには同じものを感じる」両親揃ってのダメ出しに反論しつつも涙を流す次男。最後の方ではワシらの言ってることに納得したかのような言い方をしてたが、「改めろ」と言ったら、「俺の何を改めなアカンの」と言ったんで、「おまえ何も解ってないやないか!」と切れてしまう。相手が言うことに切り替えして反論し、相手を黙らせる。それで勝ったと思う。ワシもそういうところはある。でも、本当にそれは勝利か。自分の周りに溝を掘ってるだけなんじゃないか。次男を叱りながら、自分の胸に手を当て、「偉そうなこと言うてるな」と思いつつ、こいつをこのまま野には放てない、と思った。