切れる父、切れないケーキ
「友だちに本を返してくる」と言い、次男が家を出たのは11時頃。13時前になっても帰ってこないので、メモを残してヨメと二人買い物に出かけた。13時を10数分過ぎた頃、ヨメの携帯に次男から電話。友達と映画を見る約束をしたが、金がないから帰ってきて欲しいと・・・ヨメは「一旦帰る?」とワシに伺う。帰ることもチラッと思ったが、「つけあがるから帰らん」と突っぱねる。サティに行くなら落ち合って金をくれと言う次男。「どこに行くなんて決めてないし、わざわざアンタにお金を渡す為に、何でサティに行かなあかんのよ。」「断りなさい。」そういうヨメになおも食い下がる次男。どう断れば良いのかと聞いているらしい。「そんなん自分で考えなさいよ。親が買い物に出かけてて、お金がないから行かれへん、て言えば良いやん。」納得しないらしい・・・帰宅したのは17時前。次男の姿はない。ほどなくして帰ってきた次男は台所のヨメに訴えている。普段は必要な時に必要なだけ、小遣いを渡しているヨメ。次男は毎月決まった小遣いをくれといっているようだ。それがダメならお年玉などの貯金を渡してくれと。「アンタ、無駄遣いばっかりしてるやん。そんなん渡されへんわ。」執拗な台所での攻防にワシが切れる。次男、ちょっと来い!「なに・・・」お前、何勝手な事ばっかりぬかしとるねん!「・・・」カネカネカネカネ、子供のお前が自由にして良い金なんか、1円もない!お前が持ってる金、貯金してる金、みぃ~んな、元をただせば父さんと母さんの金や。お前の金なんて1円もない!だいたい、昨日も今日も遊んでばかりで全く勉強してないやないか。言っとくけど、私立に行かせる金はこの家にはないで。滑り止めも受けさせません。公立に落ちたら働いてもらうからな。覚悟しとけ!「・・・」返事!「・・・はい・・・」部屋を出てふて寝する次男。その夜中、次男とまともに会話する気にならない。その夜、ヨメのパート先で購入されたクリスマスケーキはカットされる事もなく冷蔵庫に鎮座したまま。ケーキが冷蔵庫で過ごしたのは、これで2夜・・・もう手遅れかもな・・・