登山では、平坦な林道を歩く場合もありますが、足場が悪く起伏の激しい砂利道や岩場を歩く時も多く、普段あまり使わない筋肉を酷使しながら長時間歩く事になります。
また、険しい山道からの転落や滑落を起こさないように、常に気を張って集中しながら歩きます。
そのため、登山に慣れないうちは精神面と肉体面との疲労が重なり、その激しい疲労感から、徐々集中力を切らしてしまう事になります。
登山中の転倒や滑落などの事故は、初心者も熟練者も同様に、下山中が最も多いと言われています。
それは、激しい疲労感によって集中力や判断力が鈍くなり、道に迷いながらの歩行や集中力が低下した状態での歩行によって、体のバランスを崩したり、つまずいたりしやすくなるためです。
このような心身の疲労を少しでも軽減するには、様々な環境にも対応できる登山に適した下着やシャツを身に着ける事が大切になります。
通気性が良くフィット性の高い下着やシャツは、筋肉を適度に締め付ける事でムダな筋肉の稼動を抑え、疲労の軽減や関節の保護にも効果があると言われています。
また、大量にかいた汗を素早く吸水し、放湿する汗対策の素材（吸汗速乾、メッシュなど）の方が、汗冷えによる体力の消耗を抑える事ができます。
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