近年は、山岳ブームによって登山者数の増加とともに、遭難や滑落などの事故の発生件数も増加傾向にあると言われています。
そのような事故を起こした登山者は、単独登山者であったり、高齢者であった場合が多いと言われています。
山の事故でよく耳にする低体温症(体温低下による衰弱、眠気、錯乱、頭痛、倦怠感、感覚低下など)は、決して冬山だけに限らず、夏山でも風雨にさらされる事によって引き起こされる場合があります。
下着や衣服が汗や雨で濡れていると、体温を急速に奪っていきますので、急速な体力の消耗とともに疲労感が大きくなり、集中力や判断力を失う要因になります。
そのような時に、足場の悪い砂利道や岩場を登っていると、体のバランスを崩しやすくなりますので、転倒や滑落を起こしやすくなります。
特に登山中は大量の汗をかくため、下着の汗冷えを起こして、体を内側から冷やしてしまう事がよくあります。
足を動かしている最中は全く気が付かなくても、一度休憩をした直後は、急激な冷えを感じる事も多く、体がこわばったり、筋肉が硬くなるため、関節の動きも悪くなりますので、自分で思ったようには足が運べなくなる時があります。
そのような時が、山では最も注意が必要な時です。
吸汗速乾機能のある下着やレインウェアは、とても高価ですが、いざという時には汗冷えや風雨による体温低下を防ぐ働きがあるため、山では防寒具以上の効果を発揮する事があります。
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