2時間目は細胞についてです
突然ですが、問題です
人の身体は何個の細胞からできているでしょうか
①約9000億個
②約60兆個
③約100兆個
④まだ解明されていない。
シンキングタイム~
正解は②約60兆個 です。
看護学生さんには簡単すぎましたかね
ナメた問題出しやがってと思ったかもしれませんが、
こういう小さいこと押さえておかないと国家試験大変なことになるんですよ。まじで笑
さて、その細胞ですが、人体の最小単位と呼ばれています。
細胞が集まって作りあがったものが、組織です。
組織が集まって作りあがったものは、器官です。
器官にも、心臓や胃、肺などさまざまあります。
このような器官が集まってできたものが、人体です。
細胞はこんな形をしており、細胞小器官を含んでいます。
『細胞膜』
細胞膜の主成分はリン脂質で、親水性と疎水性の部分がある。
これを脂質二重構造といいます。
↓細胞膜を拡大するとこんなかんじ
そして細胞膜は脂溶性の物質を透過しやすい特徴を持っています。
逆を言うと、水溶性の物質はほとんど透過しません。
『細胞小器官』
細胞小器官はそれぞれ役割が違いますが、
中でもミトコンドリアさんは国家試験でもよく出てきます。
ミトコンドリアは人間がエネルギーとしている、ATP(アデノシン三リン酸)を酸素を使って産生する場所です。
代謝が大きい場所(心臓とか筋肉)には多く存在し、代謝が低い場所にはそんなに存在しません。
ちなみに、酸素を必要とする働きを好気的、酸素を必要としない働きを嫌気的といいます
そして、ミトコンドリアさんは自分のDNAを持っているため、分裂・増殖をすることができます。
また、細胞膜と同じ二重膜構造です。
ミトコンドリアさんは生命維持に重要なのでちゃんと押さえておいてくださいね
もう1つ重要なものが、核です。
核は通常、1つの細胞に1つですが、ある細胞には2個や複数入っていることがあります。
核は、核膜、染色質(クロマチン)、核小体、核液から成り立っています。
『核膜』
細胞膜とミトコンドリアと同じく、二重膜構造です。
『染色質(クロマチン)』
これは染色体がぎゅうぎゅうに詰め込まれてできたものと考えていいです。
細胞分裂をするときに、このクロマチンがほどけて、染色体となるから分裂しやすくなるのです。
さて、この染色体ですが、ヒトは23対46本です。
ちなみに、常染色体は22対44本、性染色体は1対2本です!!
また、クロマチンには核酸も含まれています。
この核酸の中に大事なDNA(デオキシリボ核酸)とRNA(リボ核酸)の2つが含まれています。
核酸は塩基、五炭糖、リン酸から成るヌクレオチドと、塩基と五炭糖から成るヌクレオシドから成り立っています。ヌクレオチドがいくつもつながって、核酸ができています。
この塩基は4種類あります。
チミンとアデニン、シトシンとグアニンがそれぞれペアを組んでいます。
しかし、これはDNAの中の話!
RNAでは、チミンの代わりにウラシル(U)が入っていて、
ウラシル、アデニン、シトシン、グアニンの4種類です。
細胞の基礎はこんな感じです。
ちょっと量が多くなったので、生殖細胞は次回書きます
以上で2時間目終了します
画像引用:gooヘルスケア http://health.goo.ne.jp/medical/body/jin003