今年のアドベントは12/2から始まりました。
我が家ではクリスマス・イブまでの約4週間は毎日少しずつシュトレンを食べて過ごす…と毎年口癖のように言っていますが実際は試食程度で殆ど口には入れません。
お客様に購入して頂くにあたりカタチの由縁などと一緒に知ったかぶっていましたが、、近年のネット社会において調べられないモノは無いと言わんばかりに皆さんお詳しい…
ウチでは11月中旬くらいから焼き始め常温(約8〜10度)で保管。実際にお店に並べるのは12月はじめです。焼成後1〜2週間くらいしてからが食べ頃ですかね?
当店ではメースを粉対比0.3%使用していますが仕込む方や召し上がる方の好みで香辛料を変えるのも有りですかね?
仕込みにあたり難しい事は何もなくアンザッツさえしっかり出来れば室温28度〜で時間でこなして行けるお菓子?パン?まっ一応イースト使いますし、、この時期は室温を28度に保つのは難しいのでご家庭で作る場合は衣裳ケースなどを利用した簡易ホイロが有ると作業がはかどります。
注意点は生地をあまり繋げないようにバターの融点を考慮しながら手ごねでは最も作り易い生地かもしれませんね。
ただフルーツの洋酒漬けはなるべく早めに作って冷蔵庫で保管しておいた方が良いと思います。
生地にフルーツを混ぜ込む時はフルーツを予め28度〜30度程度に保温して置き、生地も30分程度寝かせてから混ぜ込むと混ざり易く生地もあまり繋がらずに済みます。
中力粉を使いなるべく繋げないように。
本地込み前のクリーミングではマジパンと砂糖、バターをしっかり擦り合わせましょう。
イーストは使いますがお菓子の部類です。
生地を繋げ過ぎでオーブンで膨らませ過ぎるとイマイチな食感になります。
パウンドケーキの様にシットリと口溶けの良い状態が私の理想とするシュトレンの姿です。
たっぷりのバターとマジパン、洋酒漬けのドライフルーツ、美味しいに決まっています^ ^
私はシュトレン型を使って作りますが型がない場合もアルミホイルなどで型の代用は可能です。
下火に気をつけて焼き上がったら溶かしバターに潜らせてからグラニュー糖をまぶして粗熱をとりラップしてから保管(画像)
ウチでは販売直前に粉糖をたっぷりかけてお店に並べます。
複数焼いてしまい食べ切れないモノはラップでしっかり包み冷凍庫で一年以上持ちます(以前3年保管したモノを食べましたが問題なし。寧ろ美味い^ ^)お店によってはビンテージとして販売している所もあるようです。
業界裏話ですが大手は夏場の暇な時期に焼いて保管して置くそうです。
クリスト・シュトレンの定義は色々なモノがあり
「コレが正解」みたいなのは如何かとは思いますが、作り手の想いがたっぷりと詰まったコノお菓子はクリスマスまでの時間を、毎日変化し続ける味で盛り上げてくれるはずです。