過去記事にある通り、今年1月に還暦を迎えた私。生活のリズムとしては何ら大きな変化が訪れた訳でもなく、余りその実感は湧いていない。
4月には定年を迎え、職場はそのままに雇用形態が正社員から嘱託に変わった。海外案件に従事する仕事内容はそのまま。給料はガクンと下がったものの、それでも精神的な負担が緩和されたことを考えればリーズナブルな雇用条件かなと思う。少し前に管理職を離れ、新卒採用面接や若手の育成、勤怠管理や人事考課の負担から解き放たれたのに続き、組織のマネージメントの蚊帳の外に身を置いているような気楽な気分でもある。メールの数も激減し、ワーカホリックを脱して自身のワークライフバランスを重視した生活が叶っていると思う。
海外出張の合間の一時帰国の際には、奥さんとの外出の機会が増えた。
この6月の帰国時には、箱根1泊温泉旅行と、横浜散策、名古屋への日帰り旅行を楽しんだのに加え、九州から帰省した息子夫婦と夕食を共にした。
なんとも幸せ。愛猫たちの健康も含め、このまま何も変化しなければ良いのにと思う程に嬉しくて有難い時間を過ごせた。
箱根には愛車でのんびりと移動。大涌谷まで登ると強風＋寒さ＋インバウンドの多さに驚かされた。
昼食に蕎麦屋さんに立ち寄ったあと、奥さんが見つけた部屋に露天風呂付きのホテルに15:00にチェックイン。
美味しい夕食を終えて部屋に戻ると、テーブルにケーキとノンアルコールのシャンパンのセットが。私に内緒で奥さんが定年祝いにと手配してくれたもの。
「お疲れ様」というチョコぺんの文字と奥さんの言葉が心に沁みる。奥さんには沢山の苦労を掛けつつ、沢山支えて貰いました。
横浜には、奥さんのお目当ての紅茶の試飲会を終えた後で赤レンガ倉庫を散策。雨に降られたものの、見事な虹を拝めた。
愛猫たちを自宅にて留守番で待たせたまま、この日は夕食も横浜で済ませた。以前から気になっていたスカイキャビンにも乗車。
名古屋はノリタケの森にマグカップとティーカップの買い出しに。ティータイムにも食事時にもときめくカップを調達できた。
ノリタケの森から至近のトヨタ産業博物館も立ち寄り、お得なアフタヌーンティー（食器はノリタケ製品だった）でお腹を満たした後、織機と自動車の歴史に触れた。感動。
若い頃は車好きで、このソアラは憧れだった。
このレクサスLF-Aが登場してからもう10年近く経つということに驚かされた。
さてさて、次の帰国を楽しみにしつつ、暫くはこの出張の地での仕事に励むことにします。
家族と愛猫に囲まれ、時間よ止まれ、変化よ訪れるなと願う私ではあるけれど、自身は昭和40年式の身体であるが故に、故障や不具合、修復歴もある。
体重は標準よりオーバーのまま10年が過ぎた。高脂血症と高い尿酸値は減量すれば改善すると言われ続けている。
視力は矯正で右が1.2、左も0.8ほどあるものの、左は緑内障のため視野が欠けていて、且つ乱視。
聴力は右耳で聴こえない音域が広がっているみたい、所謂、高齢による症状。
歯は抜歯した親知らずの2本以外は自前の歯が残っている。ただし、子供の頃の不摂生のために治療後だらけで、銀歯や神経を抜いた歯が多数あり。50歳代に電動歯ブラシを愛用するようになってから歯や歯茎のトラブルはないと思う。
鼻は左側が副鼻腔炎持ち。子供の頃に病院にかかっていて、60歳を過ぎて歯医者さんでレントゲンを撮ったら半世紀ぶりに告知された。
呼吸器系は喘息もち。発作が出るのでお酒が飲めない。
左肩はマレーシア出張中に複雑骨折し、現地で金属プレートを埋めたまま。
胃や腸、その他の名前がすぐに思いつかない内蔵系は年齢相応の性能だと思う。
血圧は最近やや高めで、出張前に主治医から内服を処方していただいた。ただし、薬が効きすぎるようなので、用量を半分に減らしている。
稀に背骨の上（首）と下（腰）が痛くなることがあり、医師によると圧迫によるもののよう。
あとは猫好きなのに猫アレルギーであること、巳年生まれなのに蛇が大の苦手であること、ここ最近は感動話に涙脆いことが私の身体のスペック。
大事に使って、もう暫く奥さんと愛猫たちとの楽しい時間を過ごしたい。
奥さんとの高松旅行で出会ったヤドンも出張先のアパートで一緒に暮らしている。