カメラ始めました | 猫より眠たがり

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出張の備忘録と、出張先での安泰な生活ぶりを日本に伝える緊張感のないブログです。
仕事仲間にばれないように、記事はアメーバ限定公開。
帰国中は記事の更新は行いませんぞ。(キッパリ)

Sony α7cIIに決めていた筈が、ニコン派の息子のレクチャーを受けているうちに心変わりして、気付いたら実物を触らないうちにNikon Z5IIを注文していた。

レンズは、カメラ初心者の私にはキットレンズで十分なのだけれども、レンズ沼には嵌まらないよとの自戒を込めて最初からそれなりに良い性能のものを少数精鋭で揃えようと決断し、Sレンズの35mm単焦点と同じくSレンズの24mm-120mmズームを選んだ。不要になればきっと息子君が引き取ってくれる前提として。


その後、8月末に帰国した折に数日前にNikonから自宅に届いていた段ボール箱を開封してZ5IIと初対面となった。レンズを組み付けると、想像していたより重くて大きい。

久しぶりの大きな買い物であったのに、届いた代物はそうそう気軽に持ち出せるものではなさそうで、私にはスマホのカメラで十分、どうせ使わないと煽る奥さんの言葉が心に刺さる。


ここで奥さんの意見に抗っておくと、カメラを老後の趣味にしようというつもりではなく、人生の締めくくりに向けて、これまで避けてきたことを一つでも挽回しておきたい気持ちによるものです。皆が知っているカメラの基本的な機能や楽しさを知らないまま人生を終えるというのは残念だなと思い始めて。


これまで、フィルムカメラやコンデジでたくさんの写真を撮ってきたものの、カメラの操作として触るのはズームボタンとシャッターボタンくらい。F値やシャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランスなどの言葉の意味は知っているけれど、それを調整する楽しさを知らないし、操作が解らないのでオート設定に頼ってきた。操作を知ろうともしなかった。


とりあえず自宅近くのカメラのキタムラで防湿庫を買いカメラとレンズの保管場所を確保し、会社帰りにヨドバシカメラのカメラ館によりカメラバックとストラップを購入した。

9月の日本は未だ暑かったのでわざわざ撮影のためだけにカメラバックを下げて外出するのは厭われ、また飛行機利用や車での1泊旅行では練習中の醜態ぶりに対する奥さんからの煽る言葉が心に刺さると折角の旅行が台無しになるので敢えてカメラは持参しなかった。

それでも、自宅でこっそり試し撮りした愛猫チィの写真は、今回の大きな買い物を納得させるに十分なクオリティであった。



さて、9月末からの今回の出張に、Z5IIと24mm-120mmズーム、防湿箱、カメラバッグを持ってきており、休日にはカメラバックを担いで、アパート近くの散歩コースを巡っている。最初の頃は綺麗な鳥たちやイグアナ、ナマケモノとの出会いを期待していたが、いやいや、スクープ写真を撮りに来ているわけではないよねと気づき、何気ない風景もカメラに納めるようになった。その過程でF値、シャッタースピード、ISO感度について色々判ってきたけど、Z5IIの機能はまだ半分も使いこなせていないので、出張先での作例はまだ紹介できない。


昨日、Line電話で息子君に「Z5II は持ち歩くには大きすぎた、Z30で良かったかもしれん」と話したところ、「Z30はファインダーが無いので面白くない」との反応であった。Z30はAPS-Cサイズのセンサーを積むためフルサイズのセンサーを積むZ5IIよりもボディが一回り小さい上にファインダーも省略されているために重量がZ5IIの半分程に抑えられている。息子君との会話の時には、果たしてスマホでの撮影が増えた現代にファインダーなんて使うかしらと思っていたものの、今朝の散策中にZ5IIのファインダーを覗いたところ、これ楽しい。

結局、夕暮れ時の暗所での性能を考えると大きなフルサイズセンサーは欲しいし、ファインダーも必須であるので、Z5IIが正解であったと確認できた。


一時は次回帰国時にZ30やら追加のレンズやらを買いそうな勢い(沼にハマる勢い)だっかけど、今は落ち着いてZ50IIとの付き合いを深める考え。外出を手軽にするために小ぶりなカメラバックと、小さめのズームレンズは買うかもしれない。結局レンズ沼にハマったということかも。

あとは撮影後のiPadでのraw現像を習得すれば、奥さんの言葉の棘も刺さらない(予定)