2024.3.26 -27 京都 | 猫より眠たがり

猫より眠たがり

出張の備忘録と、出張先での安泰な生活ぶりを日本に伝える緊張感のないブログです。
仕事仲間にばれないように、記事はアメーバ限定公開。
帰国中は記事の更新は行いませんぞ。(キッパリ)

奥さんと昨年から計画を練っていた京都旅行、今年1月のうちにホテルと新幹線の予約を済ませており、出張からの帰国から10日ほどを過ぎた3月末、漸く出発の日を迎えた。愛猫たちのお留守番が心配なので1泊2日の小旅行だけれど、我が家にとっては久しぶりの一大イベント。1日分の着替えをリュックに詰め、奥さんともどもiPhoneにJR東海のEXアプリをインストールして出発準備完了。

 

出発当日、新幹線の自動改札機にスマホをかざして通過したのは初めて。廃止された東海道排新幹線の車内販売に代わりホームに登場したコーヒーの自動販売機でコーヒーを買うのも初めて。身近な国内旅行なのに、いろいろと新鮮。

 

京都には10:30頃に到着。生憎の雨。駅前には清水寺に向かうバスの乗り場に長い行列があり、早速オーバーツーリズムを目の当たりにした感じ。私らはと云えば奥さんの立てた計画どおりにタクシーで清水寺に向かうこととしており、海外からの観光客に混じってタクシー乗り場の行列に並び、やがてタクシーに乗車。

タクシーの運転手さん曰く、あと1週間程で桜の見頃を迎えそう。これ以上観光客が増えると大変、だとか。

 

清水寺を訪問したのは恐らく3回目。最初は中学生の頃の修学旅行で来て、バスの駐車場まで長い坂を下った場面を部分的に覚えている。2回目は30際の頃、前職時代の大阪出張のついでに大阪支店の同僚に案内されて来た。その頃は静かな環境で参拝でき、今思えば贅沢な時間を過ごせた。それから約30年ぶりの清水寺は大雨にも関わらず、レンタル着物を着用した海外からの観光客で溢れ、多種多用な言語が飛び交っていて、古き良き時代を知る私としては何とも落ち着かない雰囲気。桜が満開の清水寺も見たいけど、快晴で桜満開ともなると観光客がさらに爆増することが容易に想像できる。。。

 

清水寺からは土地勘のある奥さんの案内で坂を下り、お団子を食べたり唐辛子や梅干しを買いつつ散策。八坂神社を訪ねたり、祇園の街並みを楽しんだりした後に宿泊先のホテル「エミオン京都」へと向かった。

 

「エミオン京都」は予約サイトのAgodaで「朝食ブッフェ」、「大浴場」、「禁煙」、「ツイン」と条件を設定して見つけた。オーバーツーリズムゆえにホテルの予約は容易ではなさそうと考えて1月のうちに予約したもので、お得な設定料金である代わりに「変更不可」との条件付きだった。1月から3月までの出張中に何か(旅行がキャンセルになるようなことが)起きたらどうしようかと迷いつつ予約した。予想どおり京都のホテル代は覚悟が必要であったけれど、結果的に快適なホテルに宿泊できた。

 

夕飯はいろいろ迷ったけれど、オーバーツーリズムの空気に圧倒されたこともあり、ネットで名前が挙がっている有名店への訪問は断念して京都駅の地下街で楽しんだ。お酒がのめないのが残念。

 

ホテルの大浴場には1日目の夜と2日目の朝にお世話になった。タオルが浴場に用意されており、部屋から持って行く手間が無いのは有難い。ただし私にはお湯の温度が低すぎたのと、2日目の朝に全身入れ墨が入ったお父さんの姿を見て驚いてしまい浴場としての評価は微妙。(ホテル側にはどうしようもないことかも知れないけど)

 

京都2日目の朝。楽しみにしていたホテルの朝食ブッフェではおばんざいをいただいた。レストランのテーブルの殆どは海外からの旅行者で埋まっていて、その向きにはパンケーキやトーストも好評のよう。

 

2日目は快晴。チェックアウト後、ホテルから歩いて世界遺産の西本願寺へ。

こちら、私的には今回の京都旅行の最大の見どころ。50年前に親父と西本願寺に行ったという記憶がある。正確には新幹線に乗って食堂車で何かを注文(お子様ランチかな)したけど親父が注文したカツカレーの方が美味しそうで、お皿を交換して貰った場面の記憶しかなく、その旅行の目的が「西本願寺に行く」という話であったのは覚えているけど、西本願寺でのシーンは何も覚えていない。実家の信仰する宗教が浄土真宗の西派なので、その関係で何かを納めに来たと親父が言っていたようにも思う。

 

実際に来れば50年前に自分が本当に来たのか、親父が何のため訪問したのかを思い出すかも知れないと期待したものの、そちらの進展はなし。それでも西本願寺の荘厳さに感激し見惚れてしまった。子供の頃の記憶にある親父の大分県の実家近くのお寺の雰囲気と重なるところもあり、どこか懐かしさすら感じた。本殿の中や祭壇は撮影NGであろうと想像して写真撮影を控えたが、後でブローシャを読んだところ西本願寺では撮影OKだそう。写真を残さなかったのが非常に悔やまれるけれど、代わりに境内にある本屋さんで幾つか購入した西本願寺グッズを愛用しようと思う。できれば再訪したい。

 

西本願寺の後は二条城へ。清水寺と同様に修学旅行で来た記憶あり。いったい修学旅行で何を見ていたのかと自分を責めたくなるほど、見る物全てが新鮮であった。観光ルートに含めてくれた奥さんに感謝。

 

京都駅に戻り、お土産の買い物を楽しんで駅弁を買って新幹線に乗車。1泊2日のあっという間の旅行であったけど、沢山の思い出を残せた。