今日は少しだけ娘の荷物を整理した。
なんだか、娘の思い出の度合いの薄い物なら処分しても娘は許してくれる気がしたもので。
勉強道具は娘が書いた文字の残るノートは勿論残して、いくつかのテキストは処分した。
筆記用具も残しておくのは娘のお気に入りのものに絞ることに。
その他、葬儀と四十九日、一回忌、三回忌に供えていただいた香典袋も、ノートに記録を残し、個人情報が判らないようにした上で可燃物のゴミ袋へ。
大切な娘の思い出の物も使える物は使ってみようかなと思えるようになった。所謂、形見分けみたいなもので。
そこで、2年前に娘の私物を詰め込んだ段ボール箱から、娘が使っていた付箋紙、マウス、電子辞書、シャーペンの芯、消しゴム、USDメモリ、SDカード・・・等々を、私のデスクの引き出しに移動させた。電子辞書は電池を入れ換えた。付箋紙は普段の仕事に使っていこう。シャーペンの芯は2Bと3Bなので、マークシートくらいにしか出番はなさそう。
USBメモリは2本出てきた。中身を確認すると白いUSBば未使用のよう。娘が好きな水色のUSBには、高校の卒業文集の原稿が入っていた。その文面から娘の口調が聞こえてくるようで、大好きな猫の肉球のイラストも懐かしくて、とてもこのUSBメモリは使えない。もう一方の白いUSBメモリだけ貰うことにした。
SDカードは私自身、使う予定はないのだけれども、娘の思い出に出会える気がしたのでPCに挿入してみた。
今日1日を頑張った私への娘からのご褒美が入ってた。元気だった高校~大学時代の思い出の写真が沢山。
高校で江ノ島に行った時の写真のよう。娘の誕生日に買ってあげたデジカメで本人が撮影したものの筈。
そのデジカメは大仏さんも顔認証するって言ってたな。
ズームしたり
後頭部を撮ったりと写真撮影を楽しんだ様子
鉄道関係の仕事に就いている私を意識してか、こんな写真もありました。
こういうパーツも写真に残すのは親譲り。
確か、妻も同行して喜多見かどこかのホテルに宿泊したんだと思う。
娘の愛用の車イス(第1号)と、ソファーの上には吸入器。
これも親譲り。あれ?窓からJRが見えるということは、喜多見ではないな。
絶対に食べきれなかったであろう食事の写真も。
まさか11年後に親父が写真を見つけて喜んでいるとは思ってもいなかっただろうな。
この他にも、ひとりで都内に冒険に出かけて撮ったと思われる写真。
「相棒」が好きだったから、桜田門に行ってみたかったんだよね。
車イスで良くたどり着けたものです。霞ヶ関駅か桜田門駅って車イスで移動できるように
エレベータが設備されていたかな。
きっとズームして撮ったと思われます。
ここまでは本人の作品。
そして大学時代のフォルダには、本人の後ろ姿が映っている写真があった。
福祉関係の学部に入り、福祉関係のサークル活動でモデルを務めたのかな?
モノレールに乗る準備
乗るところ。ずいぶん短髪だな、娘さん
車イスは第2号機。
降車シーンのようです
立川をサークル仲間と移動中
物は減らしたのに思い出が沢山増えた一日だった。
励まされたぞ。
















