同行の2人はこの国には初めての渡航であったので、きっと空港の免税店を巡ってお土産を物色する筈。私は…朝から2階のフードコートへと上り、シナボンとカプチーノで時間を潰します。

これっぽっちじゃ20分しか時間を潰せないヨ。
やむなく免税店を覗きながら出発ゲートに行き、同行者と合流して出発時間まで暫し雑談。
ゲートオープンの時間となり、小さな737に搭乗。いよいよパナマとお別れする時です。
昨夜食べたマックのハンバーガーのせいか下腹部が重く、おまけに先ほど食べたシナボンのせいか胃がムカムカ。そんな体調なれど、朝食はオムレツかシリアルかと訊いてきたCAさんにはシリアルを注文。シリアルなら入るかな…。
やがて離陸して水平飛行に入り食事が配られる頃、私はシリアルを食べていたかというと…寝ていました。昨夜は上手く寝れなかったし、今朝は早かったからね。以前としてシナボンが胃の中で頑張っていたので、とてもシリアルなんて入る気もしないし。それどころか息苦しい。ケチって機内の加圧が足りないんじゃなかとか、小さな737なのでひょいっと高度を上げて機内の酸素が薄いんじゃないかとか、実際に有り得る話なのかどうかも分からないことを考えてたら寝ていました。
アメリカまでは4時間程のフライト。最後の1時間は起きていたと思う。いつもどおり入国書類の準備をし、着陸したら荷物を抱えてターミナルビルに移動。737はEターミナルのゲートに着けたのに、入国審査はFターミナルで行うとのアナウンス。延々と空港内を歩かされるパターンです。途中、トイレに寄ったら待っていてくれた同行者をあべこべに置いてきちゃうハプニングがありましたが、これはほんの予兆でした。
というのも、Fターミナルの入国審査のカウンターについた時、若手のC君はスムーズにパス。これに続いて、Sお父さんと私が次々とカウンターにパスポートを提出しました。係官と2,3の会話を交わし、指紋のスキャンを始めた段階で「お、私の方が早い」と思ったものの、私の手元にスタンプの押されたパスポートが戻ったときにSお父さんが居たカウンターを振り返ると、誰も居ない。ありゃ、やはり私の方がおそかったか。
ところが、Sお父さん、預け入れた荷物を引き揚げるべくターンベルトの横に立っていたC君の脇をすり抜け、その先に進んでいきます。よく見ると横には空港職員。入国審査で捕まっちゃいました…。別室行き。
残された2人は、まもなくターンベルトに出てきた3人分のスーツケースをカートに載せ、壁際のベンチに腰かけてお父さんの釈放を待ちます。同行の2人はアトランタでの市内見物を楽しみにしていましたが、これは時間切れかなぁ。
待つこと1時間。
無罪が証明されてお父さんが帰ってきました。
前途やいかに。
、私は3番目に並んだために遅れてカウンターで手続きを