前回の続きですが
蘇州美術館に行った目的‥

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プリツカー賞受賞もしている世界的建築家、
 贝聿铭 イオミンペイさん
の文献展が開催中なのです。


以前に蘇州博物館の記事
にも記載しましたが(→    )
蘇州博物館はイオミンペイさんの建築作品であり、
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蘇州博物館

蘇州に贝家のルーツがあるのは有名な話。


お恥ずかしいながら
始めはイオミンペイさんについては
香港の中国銀行とルーブル美術館のピラミッドの建築家
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というくらいの知識しかなかったのですが

蘇州に来てから
蘇州にルーツがあることを知り
蘇州博物館を見てイオミンペイさんのことを知り、とても興味を持ったのです。

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ちなみに蘇州美術館は無料です。
蘇州博物館も無料。
本当太っ腹。

ただ身分証は必要ですので
パスポートのコピーなどを持参したほうがよいです。


今回は写真撮影禁止でした。
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いやー、なかなか興味深いものでした。


イオミンペイさんの生い立ちから
建築作品の詳細
とった賞の数々
作品毎に撮られたドキュメント
実際に建築作品を自身が解説するフィルム上映などもあり
見入ってしまいました。


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一応イオミンペイさんは中国系アメリカ人なので、流暢な英語を話すほぼアメリカ人ですが
昔遊んだ蘇州の園林、庭園が自身の建築に影響を与えているとご本人がフィルム内で何度も仰っていました。
お家が蘇州の土地持ちで
獅子林ではよくかくれんぼをしたよ!
って。


そもそも頭が恐ろしく良い方なんでしょうね。
ペンシルバニア大、MIT、ハーバード大大学院
と、行きたくても行くことができないような大学ばかり。


展覧では
作品のスケッチや図案、建物の写真、手紙等詳しく見ることができます。


特にパリのルーブルの紹介ブースでは
イオミンペイさんが自身でルーブルを歩いて作品を紹介するドキュメントが流れていてつい見入ってしまいました。


イオミンペイさんは
美術館、博物館のみならず
学校や政府機関、ホテル、空港
はたまた管制塔まで幅広く手がけていて
しかも
聞けば多数が知っているような場所ばかり。


イオミンペイさんを知らない方でも建物は知っているという方も多いと思います。


JFK空港やJFK図書館のブースでは
JFケネディやジャクリーンと3人で写っている写真もありました。



そうそう
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この展覧会のチケットやポスターにもつかわれているスケッチ。

どの建築物かわかりますか?


これは
ワシントンのナショナルギャラリー東館
でした。


スケッチだけでも
幾何学のイオミンペイというだけあり
らしさが伝わってきませんか。



ちなみに
この展覧会


イオミンペイさんが今月の4/26に
なんと
100歳!
を迎えるにあたり
記念に開催されたものだそうです。


イオミンペイさんは2012年にリタイアされています。
最後に手がけたのが
日本の滋賀にあるMIHO チャペルでした。
MIHO ミュージアムはもうすこし前ですね。



そして
展覧会の最後には

100歳を迎えるイオミンペイさんに
お祝いのメッセージを贈ろう!
というブースが。

ハガキにメッセージを書いて専用BOXに投函。
集めてご本人に贈るそうです。

私もちゃっかり書いてきました。


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会場案内図も三角折りになっていて
まさにイオミンペイ作品のよう。


展覧会を拝見して
今ものすごく
行きたい場所が!

カタールのドーハにある
イスラム美術館。

イオミンペイ建築とイスラム建築が絶妙に合わさり、美しいんです。
ご興味のある方はネットで検索してみてください。


日本のMIHO ミュージアムも行きたい。




長くなりましたが
ご興味のある方は蘇州美術館へ。
蘇州博物館も必見ですよ。


贝聿铭文献展は
5月3日まで、です。
月曜休館日です。
9時から17時(入場は16時までだそう)