岡山県総社市総社にある旧堀和平邸へ、3月に2度行って来ました。

JR東総社駅から徒歩5分です。

NHKの「にっぽん百低山」の番組で、鬼城山(きのじょうさん)に登った帰りに吉田類さんが立ち寄っていたお店で、わたしもこの番組で初めてこちらを知りました。

(放送ではお店の名前はいつも出されません)

 

岡山県洋画界の先駆者である堀和平氏の旧宅で、築130年のどっしりした住宅を古民家カフェとして使っています。

 

調べてみると、日替わりカフェで、木曜金曜日は〈発酵ランチ〉のお店になっていたので早速訪れました。

(*´ω`)

 

 

お店の真ん中あたりに座り、奥を見たところ。

お庭があって、明るいです。

 

入り口の方を見たところ。

 

木金曜日の『旨味屋』の店主さんのプロフィールには、〈発酵菌ナビゲーター〉とあり、岩塩、無農薬自家製米の味噌、麹の調味料なども作って店内で販売されていました。

 

こだわりの素材や発酵食品をすべてに使っているお料理で、いろどりも鮮やかでそれぞれの味付けももちろん全部違っていておいしく、おなかの森から体じゅうへしみじみと染み渡り、とても幸福でした。

(*´▽`*)

 

 

店主さんが作られている「こうじ塩」と、薄荷(ハッカ)ミストを買いました。

 

「旨味屋オリジナル こうじ塩」

岡山産農薬不使用玄米と岩塩で作られています。

 

"常温で保存してください”と書いてありますが、尋ねると開封ののちも常温で大丈夫とのこと。

エッと驚くと、店主さんはこのこうじ塩を常温で10年以上使ってらっしゃるとのことで、さらに驚きました。

 

先日、新玉ねぎと春キャベツ、ベーコンと春人参と発芽大豆のスープに野菜ブイヨン(オーサワ)と、このこうじ塩を少し(とてもからいのです)入れて作ったのですが、もう深い森のような味わいと旨味で、最近話題の〈クマムシが強烈な放射線を浴びるとDNA修復遺伝子の発現を増大させて損傷を上回る速度で修復していることが発見された〉―をふと思い出し、麹とか発酵とかも同じ役割があるのでは、と考えるほど体と心が整う感覚になりました。

 

ハッカ・ミストですが、総社では秋山熊太郎という人が江戸中期に大規模栽培を始め、蒸留して抽出した取り卸し油を商品として販売しはじめたのが、日本でのハッカ産業のさきがけとなり、やがて世界一の生産量を日本は誇るようになったのだそうです。

 

昭和に入り安価な他国製品の台頭により、日本でのハッカ栽培はほとんどなくなりました。

 

こちらの総社では再びハッカを栽培し、ひとびとに思い出してもらおうと、プロジェクトが発足し、ハッカ茶やミスト、オイル、石鹸などを作って販売しています。

 

春もたけなわとなり、気温も上がり雨も多い日々には、シュシュっとミント(ハッカ)ミストをカーテンやクッションなどにまくと、一瞬にして爽やかで気分も清々しくなりますよ💕

(*´▽`*)