今日から如月。
参詣からもう一週間経ってしまいました。
四国八十八ヶ所霊場第八十五番札所八栗寺(やくりじ)。
香川県高松市牟礼町(むれちょう)牟礼3416。
なぜだか無性にお参りしたい!と思い、強風で厳寒のなか初めてお参りして来ました。
高松駅からのアクセスはJRや琴電もありますが、今回はバスに乗り「ことでん八栗駅前」で下車。
徒歩で25分ほど。
行く手に標高375mの五剣山がそびえています。
鳥居のむこうに続く登山道は遍路道。
右奥にケーブルカー乗り場があります。
なんて可愛らしいケーブルカー。
1号は赤色、もう一台の2号は青色で
往復で大人一人千円でした。
先頭の席に座わりました(*´ω`)♪
降りてお寺の方へ進みます。
八栗寺は五剣山の中腹(標高223m)にあります。
宝永3年(1706)の大地震により、五つの嶺のうち東の一嶺が中腹から崩壊して現在の姿になっています。
(図の右端の平坦な御山が崩れたところ)
多宝塔。
大師堂。
ケーブルカーでもバス遍路の団体さんと一緒でしたが、先陣の団体さんもいらっしゃいました。
春が一番お遍路さんの多い季節ですが、真冬の時期もお参りされているのですね。
本堂。
団体のお遍路さんたちは、ガイドのような先達の方に合わせて御経を唱えていました。
本堂の左手に歓喜天を祀るお堂。
狛犬がすごくビシッとしています。
<(_ _)>
もうすぐ、ちょうど立春の日が大根祭りなのですね💕
この場所に立ち、祓詞、清祓、前言、神言を唱えました。
ガネーシャ神様、インド神界の神様、天狗様の益々の御開運と御繁栄、いっそうの御活躍を心よりお祈り申し上げます。
<(_ _)>
うしろの御山がすごい迫力です。
以前、近辺にある古高松の「まるざ発芽玄米研究所」へ行ったのですが、その時に眺めた五剣山の姿が脳裏にあって、意識外でずっと惹かれていて訪ねたのかもしれません。
そして、やはり数年前に訪れた往馬大社の近くから見えた、力強く光って輝いているような丸っこい御山ー生駒聖天寶山寺のある御山とよく似ていると感じました。
本堂前にある大杉には天狗様の気配がしました。
本堂前を左へ行く小径を上がって行くと、「中将坊堂」という「さぬき三大天狗」のひとりを祀るお堂があるそうです。
事前に調べていて、行こうと思っていたのに完璧に忘れていました。
すごく狭い境内に、流れ作業のように御経を唱えていくお遍路さんたちの、異様な光景と雰囲気に最初から落ち着かなかったのかもしれません。
善通寺は好きなお寺ですが、大楠や五重塔のある東院は空間が地から天まで広々としていてとても気持ちが良いことに改めて気づきました。
目まぐるしく大変革が始まっている時勢にあって、各人それぞれの思いでお遍路さんをしていらっしゃるのだと思いますが、八栗寺では境内の狭さもあって、よりいっそう違和感が凝縮されて感じたのです。
これがなかなか記事にできなかった理由かもしれません。
中将坊堂にもお参りしていませんでしたし。。
申し訳ありません(;´・ω・)
帰りのケーブルカーも先頭の席に座りました。
右に台形の屋島が見えています。
ケーブルカー乗り場から鳥居をくぐって遍路道を70~80m上がると、とても有名な「よもぎ餅」のお店があるそうです。
おばあちゃんが一人でされている小さなお店で、1993年の映画『男はつらいよ 寅次郎の縁談』(マドンナは松坂慶子さん)にも登場したそうです。
寅さんも召し上がったそうですよ(*´ω`)
早朝近くで摘んできたよもぎを入れた搗き立てのお餅に自家製のあんこを入れ、仕上げにきなこをたっぷりまぶしてあるとか・・・
ううう(>_<)たべた~~~い!
今まで食べたよもぎ餅の中でいちばんおいしいと、皆さんブログなどで書かれていました。
おだんごならぬよもぎ餅ですが、こちらにもインドラ神様、サラスヴァティ女神様もいらっしゃるのかしら?
ってふと思ってしまいました( *´艸`)