最近読んでいた本に良寛さんのことが出て来ました。

 

【良寛】(1758~1831)

江戸後期の禅僧・歌人。

号は大愚。越後出雲崎町(新潟県出雲崎町)の名主兼神職の家の長子として生まれた。

備中の玉島・円通寺の国仙和尚に師事し22歳から20年間修行をしたあと

諸国を行脚の後、帰郷して国上山(くがみやま)の五合庵などに住し、村童を友とする脱俗生活を送る。

書・漢詩・和歌にすぐれた。

純真な人柄で、人々から敬われ、多くの逸話が伝わる。

歌風は万葉調で素朴、弟子貞心尼編の歌集「蓮(はちす)の露」などがある。

 

 

 

文政11年(1828)11月12日、71歳のとき越後地方を大地震が襲いました。

良寛の住む庵は無事で、親類にも死者はなかったのですが、大きな被害にあった知り合いからの手紙の返事に

 

「~うちつけに死なば死なずて永らえて 

かかる憂き目を見るがわびしさ /

しかし災難に逢う時節には災難に逢うがよく候/

死ぬ時節には死ぬがよく候/

是はこれ災難をのがるる妙法にて候」

 

と書いて送りました。

 

 

禅には「一息(いっそく)に生きる」という言葉があり、

「その一瞬を大事にていねいに生きよ」ということだそうです。

現代の「マインドフルネス」ですね。

 

 

良寛さんが修行をした岡山県南部にある玉島の円通寺。

何年かに一度、ふっと行くのですが

最近ではおととしの11月(約1年前)に行っていました。

 

藤井聡太さんの竜王戦第5局の予定地でしたが、コロナ渦中で実現しませんでした。

その後竜王となり、倉敷である祝賀会の前に円通寺に立ち寄られました。

「こんな静謐な場所で対局したかった」とおっしゃったそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

托鉢姿の良寛さんの像。

右は本堂。

諸堂は茅葺きで、素朴ながら格調高く美しいです。

 

ホトトギスが足元にたくさん咲いていました。

 

趣のある伽藍を見ながら、山頂へと散策路を登りました。

 

途中の瀬戸内海の風景。

 

 

10分ほどで白樺山の山頂に着きました。

初めて来てびっくり。

鳥居とお社がありました。

??なお社。

 

良寛さんがこどもたちと遊ぶ大きな像もあります。

 

鳥居越しに見る瀬戸内海。

 

良寛さんって、よくわからないので記事にしていませんでした。

書き終わる今も、よくわかりません。。

(^^;)