岡山県立博物館で開催中の特別展に行って来ました。

 

向かいには岡山後楽園の正門があります。

 

特別展は二階です。

 

”慈悲のほとけ

ー観音と古寺の名宝ー”

 

~観音菩薩は、様々な姿に転じて人々を困難から救うとされ、親しみやすい慈悲のほとけとして、古くから人々に信仰されてきました。

近世以降は観音霊場が各地に成立し、中国地方では中国観音霊場が創設されています。

本展覧会では、中国観音霊場に伝わる様々な観音像の魅力に迫ります。~

 

↑ こちらの仏像は岡山市北区法界院の聖観音菩薩立像(重要文化財)。

平安時代(11世紀)に作られたもので、33年に一度公開の秘仏。

そして今回お寺の外での初めての展示とのこと。

(@_@)千年ぶりのおでまし!!

 

他にもすべて重要文化財の左から、

鳥取県大山町大山寺の観音菩薩立像

岡山県瀬戸内市餘慶寺の聖観音菩薩立像

鳥取県三朝町三佛寺の十一面観音立像。

 

大好きな尾道の浄土寺所蔵の、聖徳太子立像(南無仏太子像)も来られていました。

同じく尾道の西國寺の釈迦如来立像や、三佛寺の蔵王権現立像など、胸を打たれる像ばかりでした。

 

 

 

仄暗い広い空間にぽつんぽつんとケースに入れず台にも載せず、すぐにも触れられる(もちろん厳禁)距離での展示方法に驚きました。

 

同じ空間にあちこちに観音様が静かに佇んでいらっしゃるのです。

 

朝の開館からすぐに入ったので他にはひとりいらっしゃるだけで、じっくりと贅沢な、もったいないような時間を過ごさせていただきました。

 

時折さざなみの立つこころが落ち着いて静かにおさまりました。

 

*****

 

そして、すこし前に知って気になっている奈良国立博物館の特別展。

岡山県立博物館にもちょうどリーフレットが置いてあり、いただいてきました。

 

浄瑠璃寺の本尊・九体阿弥陀像の修理完成を記念して開催されています。

 

 

 

 

 

珍しい像や絵画、秘仏がわんさと。。。

こころふるえる像がいくつもあります。

 

 

中でも、アッ!と思わず声が出た像がありました。

数年前に初参拝した京田辺市の朱智神社。

そちらの牛頭天王立像が!!!!!

 

こんな、こんな、おでましになられて宜しいのですか。

(^^;)

 

(;゚Д゚)

 

・・飛んで行きたいところですが、自重しています。。

猛暑ですし、奈良公園あたりはものすごい人でしょうし、、

 

 

神々様の出方が変わって来ている、と嵐雪さんがおっしゃったとなつめさんが教えて下さいましたが、このようなこと(秘仏のおでまし)も、その内に入るのかしらとフト思いました。

(*´ω`)