あかなめ
人の寝静まった夜中に、お風呂の垢を舐める妖怪。(鳥山石燕『画図百鬼夜行』に描かれた)
別名「垢ねぶり」(『古今百物語評判』)。
赤い肌とも緑色の肌をしているとも言われている。
塵や垢のつもったところから化けてでたもの。
風呂キャンセル界隈など、
風呂に入らない人間の体も舐める![]()
教訓としての妖怪![]()
子どもに言い聞かせる、
「〇〇しないと(すると)、〇〇が出るぞー」
の典型。
お風呂を綺麗に掃除しないと、あかなめが出るぞー
他の例)
・あそこの川に入ると河童に尻子玉とられるぞ
・物を大切にしないと、付喪神になるぞ
まとめ![]()
子どもの頃の夏休み。
図書館で手にとったのは、
ボロボロの水木しげる先生の本。
ボロボロの本が醸し出す雰囲気は何ともいえず。
そしてそこに描かれていたあかなめは、
どの妖怪よりも怖くて不気味だった。
しばらくは風呂が怖くて仕方なかったなぁー
風呂掃除はしんかったけれども。(教訓もなにもない)
参考文献

