さて、雪にまつわる妖怪は、
けっこうあります![]()
【白粉婆】
能登半島に伝わる妖怪。
大きな笠をかぶり、雪の夜に酒を買いに行く。
(普通やん?!)
【雪降り婆】
長野県諏訪市の妖怪。
雪の降った夜にあらわれ、常備している紐で出会った人を縛っていく。
(縛っでどうするのか気になるねん!)
さてさて、ここからが、
妖怪研究として面白いところ。
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【雪婆(ゆきんば)】
愛媛県の妖怪。
雪が降る頃には、雪婆が来ると言って、
子どもを外に出さないように注意する。
雪上に一本足の足跡を残す![]()
【雪坊(ゆきんぼ)】
和歌山県の妖怪。
雪が降った翌日、木の下に円形の窪みがあるのは雪坊の足跡だと言われる。雪坊は雪の夜に一本足で跳び歩くそう![]()
【一本足】
同じ呼び名で呼ばれる妖怪は、各地でみられる。
静岡、愛知では、
どちらも雪の上に片方だけの足跡をつける![]()
【一本だたら】
紀伊半島の山中(果無山脈)や、奈良の伯母ガ峰に出現。
12月20日だけ出現するので、
その日は山入りしないとされる。
果無山脈の一本だたらは、一本足で目が皿のような姿。
伯母ヶ峰の一本だたらは、電柱に目鼻をつけたような姿で、宙返りしながら、雪の多い日に一本足の足跡を残す![]()
なんてことでしょう!
雪の上に足跡
をつける妖怪がこんなにも!
しかも4つとも、山の妖怪で、足が一本しかない!
しかも一本だたらについては、
なぜ12月20日なのか?!
山、雪、一本足、この共通点やいかに?!
こりゃぁまた、調べごたえがありますな![]()