昨日今日と安曇野旅行に行ってまいりました。
旅行記ではないので、楽しい思い出は自分の胸の中に留めておきます![]()
安曇野と道祖神については先日述べた通り。
安曇野にある穂高神社には大きな道祖神がおりました!
健康と長寿を叶えてくれるそうです。
それにしても、道祖神、どれも男女で手を取り合い仲睦まじい姿です![]()
道祖神を見て、美味しいものたくさん食べて、キレイな景色や美術館の作品を見て、とてもステキな旅行になりました![]()
家に着いてから、「安曇野に、何か妖怪とか居るのかなぁ?」と、少し気になったので、私のバイブル(妖怪大全)で調べてみました。
おるやーーーーん!!
妖怪じゃなく、神様やけど、ちゃんと安曇野におるやん!
バイブル838ページにちゃんと記載されておりました!
その名も「案山子神」
案山子は農作物を鳥獣害から守ってくれるけど、案山子神は悪霊からも作物を守ってくれるんだって!「田の神」の一種で、豊かな実りをもたらす神様なのだそう。
(田の神は、稲作がさかんな日本の至る所で信仰の対象となっています。
稲を作ることは自然相手の厳しい仕事であり、作物の収穫具合が生活の質を上げるか下げるかに直結していたので、お百姓さんたちは毎年豊作でありますようにと強い願いを込めて神様を祀ったのでしょうね。)
さてそんな案山子神、長野県では餅を焼いてこの神様にお供えをします。この餅を焼く火は案山子の笠を壊して焚き付けにするそうです。
安曇野では「案山子揚げ」という行事があり、旧暦10月10日に、案山子を田から持ってきて庭先に立てて祀るのだそうです。そして蓑笠と着け箒と熊手を両手にもたせ餅をついて送るのです。これにより、案山子は「田の神」から「山の神」になります。
スゴイですね。案山子は役目を終えると今度は山の神になるんですね。そしてまた田植えの時期に田に戻ってきて、田んぼを守ってくれるんですね。
役目を終えた案山子神に感謝の気持ちを込めて丁寧に送ることで、これから先もずっと途絶える事なく田を畑を村を守っていってもらいたいという昔の人たちの思いが伝わる行事です![]()
実際に行われた案山子揚げについて、「信州池田村観光協会」がネットで記事にあげてくれていました。
2011年の記事でしたが、10月29日に案山子揚げがあり、来村者にお餅のプレゼントや、農作物の販売、神事(具体的にはよくわかりません)が行われたそうです。
安曇野の田園風景は見事です!
広い土地に広がる稲穂の金色と、常念岳の雄大な緑のコントラストはまるで絵画のようでした。
よくよく考えると、今日は10月10日ですやん
(旧暦やないけど。。。)
