映画「怪物」の感想を

周りの人がどんどんアップしていて

とにかくすごい映画だってことなので、
 

予定なんとかして、いってきました。

 

 

 

 

(以下ネタバレ含みます)

 

序盤、安藤サクラさん演じるシングルマザーの

視点で物語が始まり、

 

精神的に不安定そうな息子が心配になるし、

先生の対応がありえなくて、

「モンスター教師じゃん...」となるんですが、

 

物語の途中で視点が切り替わって

先生の視点になると、

今度は安藤サクラさんがモンスターペアレントに見えるし、

生徒も適当だし残酷だし不気味だし...。


全員がちょっとずつ

「怪物」に見えるんですよ。


で、物語が進むうちに、

「あ、これってほんとは

こうだったんだ」と、

ある人の視点からは抜け落ちていた

ひとつひとつの印象的なシーンの

全貌が明らかになるんです。


そこは気持ちいいんですけど、

謎が全部解き明かされて

登場人物が救われることを

期待しながら見ていたせいもあって、


ラストは、私、結構モヤモヤしちゃいました。

「え、救ってあげて!?!」みたいな。


でも救われないのがリアルといえばリアルだし、

モヤモヤするからこそ、

あの時、こうしていればよかったのかな?

とか、映画が終わってからも

ずっと考えてしまう。


鑑賞者の心に、「問い」を残すのって、

良い作品の証だと思うから、

すごく良い作品だと思うんですが、


親目線や社会人視点で見ると、

割と気持ちが重くなる映画でもあって。


難解だし、絶望感残るし、自分の心の中に

モヤモヤと残った感情の正体が知りたくて、

感想を見あさってしまう...えーん


前回映画館に観に行ったのが

「スラムダンク」なんですが、

あの時の爽快な感じとは

対照的で「映画見ると、

こういう気持ちにもなるよね...」

っていう重い映画体験でした。


見た人がいたら、

ぜひ感想聞きたいです!!

 

▼次に見たい映画。ツイッターで誰かが話題にしてたんだよね…!