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▼正義が暴走した話

こんにちは、ブロガーで作家のはあちゅうです。

最近ネットの誹謗中傷の話の中で
「正義の暴走が人を傷つける」
っていう話がよくあるんですよね。

でも、暴走してる人は
自分が暴走してるって
思って無くて、本当に正義のために
戦っていると思っているかもしれないので、

私自身の正義感が暴走して、
人を傷つけた話をしたいと思います。

最近は女性の性暴力に関して、
すごく社会が敏感になっていると思います。
私自身も過去に在籍していた会社の
上司を2017年に告発しているので、

社会的弱者の立場に追いやられることが多い
女性がもっと住みやすい社会になってほしいと
思っています。

だけど、今日はそうやって
女性に寄り添いたい、
常に女性の味方でありたいという気持ちが

自分を間違った正義に駆り立てて
人の人生に傷をつけるところだった話なんです。

これは2018年の話で、
私が#metooをした後の話なんですけどね。

#metooをした後、私のところに、
ご自身のあわれている被害や
体験談を送ってくれる人が
とても多かったです。

だから、私自身、毎日
そういうのを目にしていて、
社会への怒りとか

別に男性を否定するわけではないけれど、
男性の見ている社会と
女性の見ている社会に
苦しいほどのズレがあるな、
と感じていたんですね。

で、私自身が告発した相手も、
仕事は出来るし、男性からは信頼されていたから、

「仕事が出来て、人付き合いがうまければ
裏でセクハラしても、うまいことやれちゃうんだな」
ってことにすごく憤りを感じていたの。

そんな時に、ある店に行ったのね。
で、そこのお店にはよく行くから
従業員もお友達みたいになっていて、
「お店に行ったことを、店内写真と一緒に
ストーリーにアップしたの。

そうしたら、知らない読者さんから
そこのオーナーさんから
「性暴力をふるわれそうになったんです」
って連絡がきたの。

それで、もう私、びっくりしたし、
悲しくなったし、嘘でしょ、
ってなって、オーナー許せない!ってなって。

従業員の人にも教えたほうがいいかな?
とか友人に相談したりして、
何人かに話したの、そのことを。

そうしたらついに本人の耳にも伝わって
本人から連絡がきたんですよね。

僕が性暴力をふるいそうになったって話を
はあちゅうさん、から聞いた人がいるんですけって。

それで私、こういうメールきてるんで、
お店の子にも言おうかどうか迷っていました、
どういうことですか

って相手に言ったらさ。

なんと全てが女性の虚言だったの。

男性側の言い分だと、
飲み会で女性にきにいられて、
でも男性側がつれない態度だったから
女性がストーカーみたいになってたのね。

それで、たまたまフォローしている
私のインスタに、その人の店が出てきたから、
相手にされなかった報復で嘘のメッセージを送ったみたい。

で、男性から、その人から
送られてきていたラインとかの
いろんな証拠見せてもらって

「わ、女の人が言ってること、ほんとに全部嘘だった…!」

ってなって。

本当に申し訳ありません!って謝って。
で、もしも何か問題が生じたら
私が謝って全部責任とりますっていって。

その人も、ストーカーされてたの1年前だから、
なんではあちゅうにいきなり
メッセージされたのかわからないけど
誤解がとけてよかったです、

って許してくれて、
本当にすみませんでしたってなって
それからもそのお店に通ってるんだけど。

あれは勘違いで相手の名誉を大きく
毀損していたかもしれない
重大なミスだったと今でもゾクッとします。

一方的に、知らない人から
送られてきたメッセージを
信じるなんて私もバカだったけど、

 

でも、その時の私は、
そんなふうにふられた腹いせに、
そんな形でリベンジする人がいるなんて思わなかったから。

似たような、女性側からの嘘の告発は
他にもその後、数回ありました。

私からしたら、なんにも関係ない私に、
いきなり、嘘の告発メッセージを送るなんて
なんのメリットがあるの?
って思うけどね、

だからね、自分の見たことや
聞いたことや、自分のところに

舞い込んできた情報が全部正しくて正義なんだって思って

先走って行動すると
本当に、傷つく必要のない人の
人生や評判を傷つけてしまう。

もしかしたら裏があるかもしれない。
もしかしたら理由があるのかもしれない。

どんな物事もだけど、
そんなふうに慎重に扱うことが大事だと思います。

特に何かを批判する時っていうのは、
その批判の根拠となる部分が
間違っていないか、慎重に慎重にやらないと、
罪もない人の人生を台無しにしてしまいます。
そういう例をたくさん見ています。

というわけで、今日は私の大失敗から、
何かを学んでもらえたらいいなーっていう話でした。
ではではまた。