以前うちが通うのをやめた個別指導塾(同じ校舎)で現在働いているという方が、たまたま塾のお話しているのを横で聞く機会がありました。
(私と直接話していたわけではなく、同じ会にたまたま参加して同じグループで話をしていた方で、相手はうちが短期間在籍していたことも知りません)
「うちは皆とても仲がいいんです。90分のうち20分、子どもとゲームの話をしていることもありますよ」
どこか自慢げに話す姿をみて、やっぱりあの時辞めておいてよかったなと思いました。
思い出してみると、確かに子供を迎えに行った際、室内に入るとずっと教室の中でゲームの話をしている子供はいました。長い雑談だなと思いつつも、親のお迎えを待っている間にたまたま雑談をしているのだろうと思っていましたが……。
学生バイトの立場ではあまり意識しないかもしれませんが、指導のための90分は親がお金を払っている90分です。勉強は楽しいほうが良いし、先生と生徒の関係は良好であるほうが良いでしょうが、先生と子供が仲良くなるために親はお金を払ったわけではありません。
ゲームの話をしてあげれば、子どもは目を輝かせて雑談に夢中になると思います。勉強をするよりもずっと楽しいからです。いくらでも話に付き合ってくれます。
が、それだけでは成績を上げるという本来の目的は達成されません。ゲームの話をしていただけでは、その塾に行くことは楽しみになっても、勉強自体は楽しいと思えないから。
プロの塾講師も、意図的に雑談をはさむことはあります。しかし、それは長時間の授業で落ちてきた生徒の集中力を戻すための切り替えであったり、覚えてほしい内容を印象付けるためのテクニックです。塾講師が子どもと同じように雑談に夢中になって長時間そればかり話していたら、仕事になりません。
本来であれば、そのような状態にならないように教室長がバイト講師を指導していると思うのですが、その教室ではそうした管理ができていないのでしょうね。わりと大きいチェーンの校舎なので、本部の校舎管理も適当なのでしょう。
校舎の管理について、ついでに思い出したので、以前我が子が通っていた公文の教室の話もします。
公文は、教材や手法はほとんどマニュアル通りだろうから、以前の私は校舎ごとの差なんてほとんどないんだろうと思っていました。が、これも今では教室長によって全然違うなと感じています。
本当にダメな教室は、生徒がサボってようが、寝てようが見ておらず、声掛けすらしていませんでした。教室長が見ていないから他の先生も指導をサボっています。行き詰ってできない子がいても、全くできないまま帰します。本人の理解度に合わせて次の課題に進むか復習させるかなど考慮せず、とりあえず前回と同じ宿題を誰に対しても一定期間延々出します。生徒の進度など興味がないのでしょう。
最初に息子を通わせた教室がそんな状態で、教室を変えるまで問題ばかりで悩まされました。今思うと、もっと早く教室を変えればよかったと思っています。
すばらしい講師、すばらしい塾は世の中にたくさんあるのだけれども、こんなダメな校舎もなぜか閑古鳥にはならず、一定数通い続けている人がいるという不思議……たぶん、あまり熱心ではない親がとりあえず「行きさえすれば成績が上がるのだろう」と近場に通わせてる感じなのではないかと思っています。安くはないのに、もったいないことですね。