もっふく邸の屋上にはソーラーパネルがのります。

 

先日、息子と現場を見に行ったときに、

工事の職人さんから、今しか屋上見れないよ!と勧められ、

足場から屋上へ行ってみました。

 

 

屋上も一面、防水シートが貼られ、きちっと溶着されていました。

冬の晴れた日の昼間で、ポカポカと暖かく、

息子は・・・

 

 

「パパ〜、気持ちいいね。

家ができてもさ、屋上に来て、俺、ここで昼寝した〜い。」

 

ということで、寝転んでいました。

「気持ちいいね!いい考えだと思うけど、ちょっと危なくない?」

と釘をさしておきました。

 

屋上には一面、ソーラーパネルを敷き詰めます。

14.6kwの容量とかなり大型ですが、ローン返済の一助となるべく

働いてもらいます。

 

9.9kw以上になると全量買取か余剰買取かで選べますが、

うちは余剰買取としました。

そのうち、自動車はEVにしようと思いますし、

災害時の安心感も違いますしね。

 

10kw以上と未満で売電価格が大きく変わります。

費用対効果という意味では、9.9kwに止めるのも手かもしれません。

ただ、10kw未満だと10年固定買取、10kw以上だと20年固定買取ですので、

将来の売電価格がさらに低下することを考えると、どっちが得かは、

その時になってみないとわからないと思います。

 

うちの場合は、ソーラーパネル設置費用は全額ヘーベル持ちです。

現金値引きか、ソーラーパネルのプレゼントかを提示され、

ソーラーパネルを選択しました。

金額的にもそちらが大きかったですし、

自宅で消費する電力を、自宅で作るというコンセプトがいいと思います。

 

CO2トータルの排出量という観点からは、

ソーラーパネルを製造するのに大量のCO2を排出するため、

ソーラーパネルは決して、エコではないという考え方もあります。

 

そうなのかもしれませんが、少なくとも我が家はこの先、

ソーラーパネルが壊れるまで、

昼間電力に化石燃料を消費することはなくなったわけですから、

やっぱり、こっちがエコなのではと思ってしまいます。

 

容量も大きいので、出力が経年劣化で低下してきても、

自宅分くらいは賄えそうな気がしています。

 

・・・

 

完全に余談ですが、

こちらは田舎なので、最近よく、メガソーラーを山間部にみかけるようになりました。

放置林や林業の問題、過疎化など背景はいろいろとあるのでしょうが、

山肌の広大な面積が削られ、たくさんの木が切られ、赤茶けた土の上にパイプが組まれて、

ピカピカのソーラーパネルが並ぶ様は、圧巻ですが、心が痛みます。

 

あれだけ、森林破壊はいけないよと学んできたはずなのに、

この国の政策は、そんな基本的なことも忘れてしまったのでしょうか。

 

木々のない山肌からは、大量の表土が流出し、

保水能力を失った山は荒れ果て、

生命の住めない荒廃した地域へと変わっていくはずです。

 

エコのためにソーラー発電を普及させたけど、

その一方で木を切って山林を破壊する。

いったい、何をやっているのか意味がわかりません。

どこが環境に優しいのかと呆れてしまいます。

 

 

その一方で、というわけではないですが、

住宅の屋根にソーラーパネルを設置するのは、そういった環境破壊の要素もなく、

理にかなっているとも思います。

環境破壊が前提のメガソーラーの普及ではなく、住宅の上のソーラー普及が

進むような政策をとって欲しいなと願ってやみません。