酒鬼薔薇聖斗の親御さんの手記を読んで | 日常生活を楽しもう!

日常生活を楽しもう!

外食記録多め。時々旅と親の介護。そして最大の課題は…自分の家の中の整理整頓ですが、こちらはボチボチとやっていきます。



今日、一気読みしました。

だいぶ前の事件でしたが

一度は読んでみたかったので。






犯罪の肯定はしません。

生い立ちに何か原因があったのでは?

と思って、気になるところに

線を引っ張りながら読みましたが

ごく普通の家庭のように感じました。

少年Aが通所していた

児童相談所の職員が

「良い方向に向かってますよ。」

という中

同時進行で、犯罪が進んでいたとは…

専門家でも見抜くのが難しいのに

なおのこと親が気付くのも

難しかったんだな…と

思いましたが

そう思ってもらえるように

書いているのかも知れません。





子育て中のエピソードから

端々に子育ての不器用さが

見え隠れしているようにもみえました。

生後1ヶ月でウンチをトイレでさせて

喜んでいたり

1歳9ヶ月でオムツが

終了できてしまっていたり

かなりハイペースで親主導の子育て

だったんだな…と。

排泄の自立が

子ども自らのものであってほしいところ…

そこが蔑ろにされていたのだな…と。



しかも、少年Aの元々の気質も相まって

とことん、愛情が噛み合わなかった

親子関係になってしまったのでな…と

感じました。






初めての子育てならなおのこと

やってしまいそうな失敗が

少年Aの独特の気質によって

全て歪んだ形で

人格に影響を与えててしまったのかなと

思いながら

最後までとても興味深く読みました。



次は、被害者家族の手記も

読んでみたいです。