友人から手紙に こんなことが書いてあった



出産無事でよかった

治療よくがんばったね

よくがんばった もにょへの ご褒美です



出産祝いには オザワのものではなく ワタスに買いたいと

産まれるまえから ずっと断言していてくれた 彼女

そしてこんな手紙をくれた




彼女には 本当に治療の全部とか愚痴らせてもらった

本当によく聞いてもらった



ワタスは不妊治療のことでつらかったことは

言葉にしないようにしていた

一度言葉にしたら それはすごい勢いで溢れかえってしまうものであり

その流れは 決して緩やかではなかった

陰性を見るたびに 激しさを増していく

子どもを催促されるたびに 激しさを増していった



そんな流れのなかに 誰もおきたくなかった

自分一人で 十分だった

泣く時は 一人で泣けばいい


だから言葉にしなかった 伝えなかった



だから オットさんは 治療のことを全然知らない

IVFをしたから妊娠できた その事実しか知らない


薬の副作用に苦しんだことも

自己注射してたことも

採卵後に仕事していたことも 

なにも知らない

何回採卵したのか 移植したのか

何も知らない

何が原因で IVFにたどり着いたかだって 知らない



ただ 精子が少ない そんな漠然とした事実だけで

彼はくるしんでいたから 話すことをやめた




彼女は そんなワタスのハナシ聞いてくれた

ワタスも 笑えるハナシとして 彼女に伝えていたつもりだったけど

彼女はワタスの抱えた気持ちを いつも知っていてくれてた



そしていつも 

もにょの人生って 本当に波瀾万丈(笑)

そんな言葉を 言ってくれた



夫婦で支え合う その選択肢を最初から 自分から捨てたワタスは

実は強い人間だ


でも その強さをつくりだしたのは 彼女をはじめとする

多くの人たちの存在であった




ワタスは ひと付き合いが 本当にへたくそ

でも そんなワタスを 大切にしてくれる 友人たち

本当に ありがとう


オザワと巡り会えたのは みんなのおかげ

何よりも 支えてくれた 彼女

本当にありがとう



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