今日は、夫の話です。

韓ドラ話は出てきません。

 

ウチの夫は、AB型の男で。

私よりも5つ年上。

 

誤解を承知で打ち明けますが

「AB型の男性は変人」という偏見を、

私に植え付けた張本人だ。

 

あだ名は「王子さま」。

お金に疎く、欲しいものは

値段を見ずに購入するが、

高級志向と言うワケではなく、

自分のこだわりのものを買いたがる習性がある。

 

それが、高級なものの時もあれば、

100キンの時もある。

 

頭も良くて、物知り。

仕事も出来る方。

そして、

バドミントンと水槽をこよなく愛し続ける

一途な男でもある。

 

情も深いが、その反面、

ひどく冷たい所もあって。

 その「情」を発動するポイントが、

本当に、分からなくて・・・・

 

「そこっ??そこなん??」

という事が、

結婚20年経過した今でも、あるあるだ。

 

さて、そんなクレバーなウチの夫なんですが。

クレバーと思うと同じくらいに、

 

「マジでバカ??」

と思う事がしばしばあります。

 

最近、それを痛感した出来事があったので、

こちらに残しておく。

 

 

先日、夫が、

「車のアラームが鳴らんねんな~」

と首をかしげていた。

 

どうも、車をバックさせる時に、

ぶつけるのを予防するためのアラーム

「バックブザー」が鳴らない・・・・

ような気がするらしい。

 その車は、基本、私の乗る車で、

たまたま夫が乗った時に、

バックブザーが鳴らなかった様子。

 

私は、ひどく用心深いので、

バックブザーが鳴る前に、

大抵、車を止めてしまうので、

あまり、その必要性を感じないのだが、

夫は、ブザーを頼りにしているので、

鳴らない事が気になるみたい。

 

「ちょっと、確認してくるわ」と、

夜に言い出した。

こんな暗い時にしなくても良いんじゃないの~?

とも思ったが、どうしてもキニナル様子。

 止めてもするので、大抵、

好きなようにやらせるが・・・

 

その結果報告に、私は、驚愕する事になる。

 

「やっぱり鳴らんかったわ。

車、家の壁に、

ぶつけてしまった・・・」

 

え・・・・・・?????

 

 見にいくと、

車の後ろが凹んでいるではないか。

 

ちょっと、理解不能でした。

 

ブザーが鳴ると思い込んで、

バックしてぶつけたワケでもなく・・・・

 

ブザーが鳴らないと思いながら、

バックして、ぶつけるって、

どういう事なん???

 

 夫は、さして、

ショックを受ける事もなく、

まるで、

ぶつけた事で、ブザーが鳴らない事を証明した

・・・ような報告である。

 

っんなアホな話があるかいな!!

・・・と言いたい気持ちを抑え、

それでも、私は、

ぶつけた事を責めはしない。

 

何故なら、

夫が私の車のバックブザーをひどく気にするのは、

ひとえに、(その車によく乗る)私と娘が、

事故に遭わないように・・・という、

非常に分かりにくい愛情の裏返しだからだと知っているからだ。

 私が、バックブザーに頼ってなくって、

そんなの、どーでもいい・・・・

と思っていたとしても、

夫にとっては、

家族を守るべきブザーが機能しないという事は、

由々しき事態なのだ。

 

そういう気持ちが、彼を突き動かし、

暗い中で車をバックさせ、

挙句にぶつけさせたのだから、

(いくら、マジでアホじゃ???

と思ったとしても)

夫を責めたりが出来ないというワケだ。

 

という事で、

 

「何で、ぶつけるワケ??

ブザー鳴るかどうか確かめにいって、

普通、ぶつける??」と言いたい事を、

グッとのみこみ、

 

「そ・・・・そんなに目立たへんのとちゃう?」

とさして、気にしていない風を装った私は、

世界一、夫に寄り添う妻ではいないか!

 

しかし、

私が夫を思いやる気持ちとは裏腹に、

夫は、私のそんな気遣いにも気付かず、

 

「いやいや、めっちゃ目立つやろ」

 

お前、どこ見てんねん???

みたいな、少し小ばかにしたような表情で、

私を見るではないか。

 

更には、

 

「あんなにスローでぶつかっただけやのに、

こんなに凹むか??

やっぱり、車、買い替えやな」

 

・・・・とワケ分からん事を言い出す始末。

 

スローでぶつけんなや!!!!

 

 

ちなみに、翌日、凹んだ車で出勤したが。

普通に、バックブザー鳴りましたけどね。

 

ほんと、マジで、どないやねん。