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恋は光 / 日本

2022年製作 111分 AmazonPrime

2024年16本目 ☆2.8

“恋する女性が光って視える”特異な体質を持つ大学生・西条。恋愛とは無縁の学生生活を送っていたある日、「恋というものを知りたい」と言う文学少女・東雲と出会い一目惚れ、“恋の定義”を語り合う交換日記を始める

 

 うーん。期待していたし、評価もそこそこだったけど、

私には、イマイチでした。

原作は漫画なので、こういう感じなのかな~と思ったけど、

本当に、漫画をそのまま出してきたみたいに、

何かの朗読会ですか?という感じで、台詞の羅列。

 完全に漫画キャラという演出で、

観ていてもリアルな感じがしなかったかな~。

 

それが、面白いといえば、そうなのかも知れないけどね。

 

「恋とはなんぞや?」というテーマで、

西条を巡って、議論が繰り広げられていくんだけど。

 

正直、宿木の存在意義がもう一つ、分からなかった(笑)

彼女が、「恋」というものに近付けたかどうかも、

もう一つ分からないから、

何目的で、出てきたん??って感じだった。

 

そうして、最大の面白さ・・・

「恋とはなんぞや?」の答えが、割と普通で・・・・・

特に、北代が光らなかった理由が、どっかから引っ張り出してきたような

答えで、

膝を打ち、「なるほど!!」とビックリする答えを期待していた私には、

なんか、拍子抜けだったんですよね~。

 

そして、論理的に「恋」を捉えようとしていた西条が、

恋こそが光りなんだと理解する場面がね・・・・

もう、パッションを感じないんですよ。

 これが恋だと気付く過程に、パッションがないのだよ!!

だから、全然、響かないんだよ!!

 いいたかないけど、そこ、見せ場やろ~って!!

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友達の時の2人の関係の方が、とっても、しっくりしてた。

 

ただね・・・・その中にあってね!!

伊東蒼さんの、存在感よ!!

この人、マジで凄い。

 女子高校生らしさ、絵を描きそう、

先輩を憧れてる~

もう、そのまんまで、超可愛い。

今までの役柄とは、全く違う役柄を、こうして演じれるって、

本当に素晴らしいと思った。

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という事で、イマイチなんですけど。

ただ一つ、私の心に響いた台詞があったんです。

 

 

どうして、スマホを持たないのか?と問われた東雲さんが、

こう答えるんですよね。

 

「私の手には、余るのです。

私は私の身の回りの情報ですら、手一杯で。

ならば、いっそ、身の丈に合った生き方をした方が、

私のような小物には、幸せなのではないかと思うのです」

 

なんだか、常に、何かに追われてるような生活をしてしまってる

自分に、非常に突き刺さりました。

そうなのよ!!

手に余ってるんだよ、私。

ちょっと、生活を見直さないといけないかな~。

身の丈に合った生き方を、しなければ・・・・・・