楽園の夜 / 韓国
2019年製作 131分 NETFLIX
2023年84本目(韓国映画61)☆☆☆☆
暴力団の構成員テグは、大切な家族を殺された報復として敵対組織の幹部を襲撃する。
ボスの指示で済州島に身を隠した後、ロシアへと出国する手はずであった。
済州島で心に傷を抱える女性ジェヨンと出会い、
反発しあいながらも心を通わせていくが……。
もう、水刺身が食べたくなる!!!!
今日、早速作ろうとしてたのに、
何故か、ちゃんぽんの具材を買って帰ってきてしまったーーーーー!!
痛恨のミス!!
水刺身水刺身~♪♪が、どこから、ちゃんぽん~ちゃんぽん~♪♪
になってしまったんだろう。
謎である。
でも、絶対、近いうちに作ってみようと思います。
新大久保でも水刺身が食べれる所があるらしいから、
ビリーちゃんライブ東京遠征で、食べてみようかな~。
で、感想ですが、
面白かったです。
でも、すっごく、チャン・スンウォン様が、
怖いです・・・・。
目を背ける事、数回ありました。
でも、チャン・スンウォン様好きなんですよね・・・・
バイオレンスな場面と、済州島の美しい景色が、
対をなしていながら、
最終的に、その美しさに全て飲み込まれていくような作品です。
血も、涙も、叫び声も、
済州島の海に消え去り、
残ったのは、
テグとジェヨンが、出会った事。
その切なくて、小さな奇跡の余韻だけが、
そっと済州島の景色に馴染むのです。
姉と姪っ子が、誰に殺されたのか。
テグが完全に、ボスの罠にハマってしまって、
「私でも分かるで。アホやな・・・」と思うんだけど、
ジェヨンとの「大丈夫と知っていながら大丈夫か?と聞く人間が・・・・」と
言い合うシーンで、テグが、ごちゃごちゃになって、
しっかり言えないシーンがあって(笑)
そのシーンだけで、不器用で愚直なキャラがしっかり出来上がっているので、
その辺が、うまいなぁ・・・と思いました。
こんな調子で、すっかりボスの思う通りに動いてしまって。
そして、言葉も少なくて、声も小さくて、
愚直で、何でも信じるテグが、
ジェヨンと出会って、距離を縮めていく感じが、
とても繊細で良かったです。
が!しかし。
この作品131分もあるのに、その辺、とてもスローで、
正直、ジェヨンがテグの為に、復讐をしようと思うには、
若干、描き方が不十分だったと私は、思うんですね。
水刺身2回食べて、海辺でタバコ吸うだけでは、
ちょっと足りないと思うんです。
私としてはですね・・・・
正直、
濡れ場あり!!が良かったんじゃないかって思うんです。
(すでにR16だしさ)
孤独な2人だからこそ、そして、
それぞれに死が近づいている事を知ってるからこそ。
互いを貪るようなSEXが、
まさに「生」を感じる手段であり、
距離を縮める1番の方法であったように感じるんですよね。
血や涙が流れた済州島には、
純粋な恋よりも、
「生」を互いに求めた合った情愛が
似合うような気がしました。
最後の復讐の場面は、まぁ、そんな事ありえるの?と
思ったけど、テグも死んで、完全に気が抜けてての、
お昼ご飯時って事だから、ハンデ貰ったって事かな。
店の人、死んでなかったらいいけど・・・という心配が少し残るけど(笑)
チョン・ヨビン様、素敵な女優さんですよね。
好きな女優さんです~。