ハイエナ 弁護士たちの生存ゲーム
2020年製作 NETFLIX 16話
2023年25本目（通算98本目）☆☆☆☆☆
観終わってしまった・・・
軽いロスです。
めちゃくちゃ面白かったし、
何より、チュ・ジフン様の色気が。
「LOST人間失格」のリュ・ジュンヨルか、
「ハイエナ」のチュ・ジフンか・・・・
・・・という位、私にとっては、
どんな姿も色気ダダ洩れで・・・・
ため息が止まりませんでした。
いや～・・・今年は、
視聴ドラマ本数少ないんですけど、
かなり良作が多いです。
年末のまとめが楽しみだわーーーん。
簡単あらすじ
下品でセクシー、お金のためなら手段は選ばない弁護士：チョングムジャ
法曹界のエリート一家で育ったお坊ちゃん弁護士：ユンヒジェ
互いに生き残りをかけて、対立していく・・・
・・・が、ひょんな事からグムジャがヒジェの事務所にスカウトされると、
ともに案件に臨むようになり、
徐々に距離を縮めていく。
他の弁護士や経営者たちの思惑に
振り回されながら、
大きな敵に立ち向かっていく。
ネタバレなし感想
善悪ではないのが妙であり、面白い
仕事８割恋愛２割という感じで。
しっかりと、弁護士ネタを描いている。
これが、善と悪という区別でないのが、
非常に面白くて、
弁護士たるもの「依頼人」のために・・・
という大前提が、
そもそも興味深いんですよね。
なので、事件がどう転ぶのかも分からないし、
その斬新さとスピード感をもって事件が展開していくワケです。
でも、その辺りの善悪も、絶妙でね。
「悪」であったはずの人が、
妙に「悪」だけではないような気がするし、
「悪」に加担しているのに、
「悪」をきちんと制裁している・・・
と、何かのトリックなのか？？？という、
脚本に仕上がっています。
故に、後味の悪さ・後ろめたさはないし、
善悪は別で「依頼人」の為に動こうとする
主人公たちを、
嫌悪する事もないワケなんですよね。
こういう題材を、
シリアス部分とコメディ部分を絶妙な匙加減で
描かれている。
そして、キャラクターや衣装、
小道具や、高級感のある演出が、
俗物で下品な仕上がりになるのを防ぎ、
結果、スマートでエレガント。
善悪に捉われず、それが「悪」であったとしても、
筋を一本通っているような一途さを感じようになっていくんですよね～
劇画タッチな主人公をリアルに演じる
そういう内容に合わせるように、
主人公2人は現実的でないようなキャラクター。
けれど、この主人公を、
キム・ヘス チュ・ジフンが、
人間性をみせつつ、
劇画タッチな印象を維持しながら、
演じているんですよね・・・・
特に、キム・ヘス姉さんは、本当に凄い・・・・
あんな衣装、普通でないキャラ設定でありながら、
人としての苦悩や、仲間への思い遣り、
人を愛する気持ちを、
台詞に頼らず、
ちょっとした表情で演じてるんですよね。
だからこそ、グムジャという人間の魅力に、
全く違和感がない。
誰もが、心奪われる女性として、
納得しかないワケなんですよ。
この作品は、このグムジャというキャラ設定を、
どれだけ魅力的に演じるかが、
鍵なんだと思うんです。
人間性がなければ、ただのコメディで、
誰もが彼女の虜になる点に違和感が残り、
愛嬌がなければ、
「悪」に加担する非正義として嫌悪される。
けれど、キム・ヘス様は、
その危険性を軽く蹴とばし、
魅力のあるキャラクターとして演じきっているんですよね。
そして、その相手役として
チュ・ジフン様を配した辺りも、
流石！！としか言えないですよね。
この作品が、
スマートでエレガントな作品を維持出来たのは、
チュ・ジフン様の生まれながらの
高潔さ！純粋さ！による所が
大きいと思うんですよね。
キム・ヘス様が凄ければ凄いほどに、
その相手役は、彼女が虜になる人間として、
更なる魅力的な相手役が必要になるワケで・・・
ただのカッコイイだけでは、負けてしまう。
ヒジェはお坊ちゃんでありながら、
とにかく、純粋なんですよね、
その純粋さ、汚れのなさ。
そういう所にグムジャは魅かれていくんです。
もうね・・・・このね。
チュ・ジフン様の破壊力が、凄かった・・・・・。
これが、やりすぎ・・・でないと思える2人のケミが最高です。
おススメします！！