AIR / アメリカ
2023年製作 112分 AmazonPrim
2023年53本目 ☆☆☆☆
1984年、ナイキ本社。ソニー・ヴァッカロ(マット・デイモン)は、CEO であるフィル・ナイト(ベン・アフレック)からバスケットボール部門を立て直すよう言い渡される。業界の負け犬だったナイキチームは、無名の選手マイケル・ジョーダンを見つけ、今までのルールを変える一発逆転の賭けと取引に出るのだった・・・
ベンアフレック&マットデイモン・・・・と聞くだけで、
胸アツになってしまう。
小さな頃から友人として出会い、
こうして映画人として、作品を作っている。
そろそろ、映画化してもいいじゃないですか??
・・・・という事で、この2人のケミは最高です。
とにかく、2人が楽しそうに演技しているのが伝わってくる。
そして、ベンアフレックは相当、マットデイモンが好きなんでしょうが、
とにかく、中年になったマットデイモンのアップが多過ぎる(笑)
(こんなに太ってるのは、役作りのため?)
(楽しんでる感満載のベンアフレック)
スポーツに全然詳しくない私でも、
マイケルジョーダンは知ってるし、「エアジョーダン」も聞いた事はある。
けれど、知った時から、ナイキはそのトップにいるもんだと思っていたら、
意外にそうでもない事に驚いた。
そんな「へぇ~」が詰まった良作だ。
みんなの反対を押し切り、自分の直観とマイケルジョーダンを信じるソニー。
何かを成し遂げる人は、失敗を恐れないのだ。
ただの成功物語に、インテリジェンスを加え、
もうひと段階あげたのは、ヴィオラ様でしょう。
知的な会話、まっすぐな瞳
この会話は、聞いていて、気持ちがいい。
マイケル・ジョーダンは、
こんなクレバーな母親に育てられたんだなぁ・・・と。
実際にも、マイケルジョーダンにではなく、母親と交渉したという事で、
マイケルジョーダンがほぼ映りこんでこないのも、良かったです。
マイケルジョーダンほどの人と、似た人が出てくると、それだけで、
この作品の軽さが際立ったような気がする。
あくまで、マイケルジョーダンを見せなかった手法、
ベンアフレック流石です。
結果的に、マイケルジョーダンはナイキと契約するって分かっていても、
何故だかドキドキする。
プレゼンの前日、中年の男たちが、
まるで少年のように、心を弾ませているのが、素敵だった。
・プロセスより結果がすべて。ルールに逆らえ
・仕事は完結するまで終わらない
・正しい行いは、おのずから、利益を生む
クリスタッカーもお久しぶりでしたが、変わらず、
面白いし、
ベンアフレックもマットデイモンも楽しそう。
自分の信念を突き通す人が、世の中に革新を起こすんだなぁ~
・・・・と眩しい気持ちで観させて頂きました。
たまっていたレビュー記事は、これにて終了。
お付き合い頂いた方、ありとうごさざいます。
これで、ゆっくり次の作品が観れるってもんです。