image

 

時間  / Hulu

2018年 全22話 ☆☆

2023年23本目(通算96本目)

財閥の御曹司であるチョン・スホ(キム・ジョンヒョン)は高慢な性格であったが、

ある日スホは脳腫瘍で余命数ヶ月と診断され自暴自棄になってしまう。

一方、借金 を繰り返すワガママな母のために、

多くのアルバイトを掛け持ちする日々を過ごしていたにジヒョン(ソヒョン(少女時代))

 そんな中、スホのパーティーで、ジヒョンの妹のジウン(ユン・ジウォン)がプールで命を落としてしまう。事故か他殺かわからないまま、事件は自殺としてもみ消されてしまう。愛する妹を失 い深いショックを受けるジヒョン。ジウンの死因について納得のいかないジヒョンは、事件の真相を自分で暴こうとする。そんなジヒョンの存在にスホは次第に気になるようになり、そして彼 女に惹かれ、彼女のために生きたいとさえ考えるようになり…。

 

キム・ジョンヒョン様が、途中降板したドラマです。

当時は、脳腫瘍で死の近い役柄に没頭するあまり、

不眠・摂食障害などの体調不良があり、降板したと報道があったようですが、

その後、当時付き合っていたソ・イェイジによる洗脳が

原因だったというスキャンダルがあったようです。

(ドラマの製作発表で、キム・ジョンヒョン様の不愛想な態度や、

相手役のソヒョン様に冷たい態度だったとか・・・・)

 

そんなスキャンダルは、興味なくて。

今、しっかりと俳優業をしてくれているだけで、

良かったなぁ・・・と思うんですよね。

 

で、このドラマも途中まででも、

キム・ジョンヒョン様の演技を堪能しようかと思って、

観てみました。

 

うん、これ、病むよね・・・・

キム・ジョンヒョン様の役が、

精神的にめっちゃ参るよねって思うくらい、

キツそうな役柄なんですよね。

 余命宣告されて、自暴自棄になってしまう痛々しい感じが、

半端ないといいますかね。

 追い詰められてる感が凄くて。

 

こんな演技しながら、プライベートでは彼女に、

やれキスシーンはするな・・・とか

スキンシップをとるな・・・とか口出しされてたとしたらよ??

 

まぁ、病気なるよね。

 

・・・と妙にな理解出来てしまうのは、

キム・ジョンヒョン様の演技力のせいでしょう。

それくらい、鬼気迫っているし。

 死を前にして、簡単に改心したのなら、

まだ、やりやすかったのかも知れないけど、

このスホって人がね、不器用だし天邪鬼だし、

なかなか、気を抜かないキャラクターなワケですよ。

 それこそ、死んでしまうギリギリまで、

追い詰められていた感があるから、そういう心境をずっと維持してたら、

そりゃ、疲労困憊になるよね・・・ってね。

 途中降板したからだけど、これが最後まで演じきれていたら、

スホというキャラクターは、少しは肩の力を抜ける人間になってたのかな。

 それが、ちょっと気になるけど、

キム・ジョンヒョン様は、充分、素敵だったし、

痛々しく感じれたことが、その演技のリアルさの証だと思う。

 

ドラマの展開が「秘密」にそっくり

・・・・と思ったら、脚本が同じ人だったようです。

なるほどね。

 「秘密」にしろ、この作品にしろ、

優しくて誠実な彼氏が、悪事に手を染め、ヒロインを裏切るっていう展開なワケ。

 もう「秘密」のまんまやから。

で、金持ちのお嬢様と、手を組んだりするワケよ。

 

私、ほんと、そういう展開が大嫌いでね。

いい人ぶって、相当の裏切り行為とか悪い事するのにさ、

最終的に刑務所に入ると、悪だくみをした金持ち女性が会いに行ったりして、

甘さが残るんですよね。

 今回も、相当ひどい男のクセに、

きちんと罰を受けていない辺り、本当に、ストレスがたまるんですよ。

 

そして、絶対、主人公の女性が、これでもかって位に不幸になるのよ。

この主人公も、妹が死に、母親が死に、

愛した人も最後に死ぬって・・・・。

 何回、喪服になるねん!!って思ったよ。

 

ヒロインが好きになれない(特に後半)

 キム・ジョンヒョン様降板云々を別にして、

ヒロインのジヒョンのキャラ変が、どうしても受け入れ難かった・・・・。

 これは、途中降板の前の話だから、

仕方ない・・・というワケではなさそう。

 派手な化粧や服とか、復讐に燃えるのはいいけど、

あまりに、悪女すぎる感が。

 やってる事が、悪い人たちと同じやん??って話でしょ。

 

このジヒョンを演じた女優・ソヒョン様が、

もう一つなんだよね。演技が。

 キャラ変するのはいいけど、やっぱり、奥底に流れる真面目さや、

正直さは醸しだして貰わないとね。

 

そして、何より、

このヒロインの、スホへの仕打ちね・・・・。

これは、降板した影響があったのかも知れないから、

あまり責めたりは出来ないけど。

ひょっとした、降板してなかったら、残り数話で、

スホへの冷たい仕打ちがなくなっていたかも知れないけど。

 実際は、スホを信じる事が出来ずに、

冷たい仕打ちを繰り返したこと、私は忘れられませんよ。

 スホが、死ぬまでにしたいリストを、ことごとく、

冷たくあしらって・・・・。

 スホが死んだ後に後悔したって、遅いんです。

 

あんな状態で、呆気なく死んでしまって、

スホという一生を思い起こすと、

本当に不憫でならないんですよね・・・・

 

途中降板がなかったら・・・

 スホとジヒョンが、互いにしっかり心を通わせるシーンが、

残されていたのなら、

残念ではあったかな・・・と思います。

が、

それでも、やっぱり、後半の失速は相当やったと思うね。

やっぱり、キム・ジョンヒョン様の存在感なくしては、

このドラマは成り立たんかったな・・・と

強く思った次第です。

 ソヒョン様演じるヒロインの、迷走感がそのまま、

最後の印象になってしまった感じがします。

 

しかし、キム・ジョンヒョン様は演技がうまい 

もう、その演技に釘付けでしたよね。

人を魅了する演技の出来る人だと、

確信した次第です。

 この作品は残念だったけど、

これから、色んな作品に出て欲しいです。

imageimageimageimageimage